155: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/10(土) 15:30:01.52 ID:Z5ozZEko0
シンジ「……」
冬月「サードチルドレン。私はキミに多少なりとも同情している。中学生に老人たちの贖罪の片棒を担がせるには、あまりに重たすぎる」
シンジ「……」
冬月「なにをできるかわからない、そう言ったな。その答えたる選択肢は少ない。実現可能範囲で考えているからだ。だが、なにをやろうともキミの自由ではある」
シンジ「……」
冬月「決まっているのだとしても結果を求めすぎるな。なにも考えず、身動きがとれなくなる前に行動をしろ。まずは……やってみる。それだけでいいんじゃないのかね」
シンジ「……」
冬月「ふぅ……手のかかるところは父親にそっくりだな。なにもそんなところを似なくてもよかろうに」
シンジ「あ……」
冬月「ケツを叩かれなきゃわからんのかね。自分を守りたいのか、他人を守りたいのか、はっきりしたまえ」
シンジ「他人を……誰かを守る……」
冬月「キミはキミが思っている以上にまわりから頼りにされているよ。同時に子供扱いもされているだろうがな。それは、キミが頼りないからだ。しかし、キミには力がある。頼りたくなる力が」
シンジ「それって、なんなんですか? 僕の力って」
冬月「碇ゲンドウ、碇ユイの息子であること。初号機のパイロットであることだ」
シンジ「でも、そんなの僕の能力じゃない」
冬月「キミは既に持っているのだよ。生まれながらにして他人が手に入れられない優位性を。キミが疎ましく思おうと、ナナヒカリであろうと、キミの力だ」
シンジ「……」
冬月「プライドが邪魔をするか……。がむしゃらにやろうという気概が足らんな」
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