23: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/05/08(月) 15:39:48.23 ID:NZkIySs50
冬月「じゃじゃ馬め、可愛げのないやつだ」
ユイ「ふふ、あの年頃の子は思春期が重なっています。色々、繊細なんですよ」
冬月「レイはともかくとして、セカンドチルドレンの資料は事前に把握してあるのだろう?」
ユイ「ここに」パサ
冬月「では、なぜトラウマをつつくようなマネを?」
ユイ「赤木博士がまとめてくれた書類は簡潔明瞭、幼少期にあった母親の自殺。その目撃が、その後の人格形成に強い影響を及ぼしたと記載されています」
冬月「ああ」
ユイ「精神の脆さと危うい均衡のバランス、どれほどの拒絶を見せるのか、その確認をしたかったんです」
冬月「それで、ユイ君はどう見る?」
ユイ「想像以上の嫌がり方ですね……」
冬月「ふむ」
ユイ「あの子の大人への強い憧れは、幼い自分に対する嫌悪感の裏返しでもあります。最初はそれだけだったでしょう、しかし、いつしか嫌悪感は強迫観念へと変わり自身を追いつめはじめます」
冬月「では、それがエースパイロットに誇りという部分かね」
ユイ「成績は良いにこしたことはないですけど、エヴァの場合は違いますもの。A10神経で接続している以上、生身の人間では波がある。でも、あの子は不調な自分を許せない。なぜならば……」
冬月「今は亡き母親の影を追い求めているからか」
ユイ「……恐ろしいのでしょう、自分が必要とされなくなるのが。母親亡き後、残ったのは努力と虚栄心という拠り所。パイロット候補に選出された時、母親は喜んだそうですわ」
冬月「だが、パイロットに選ばれたからこそ、母親を死に追いやってしまった。コアにいるからな」
ユイ「キョウコがおかしくなってしまったのにも理由があります。どちらにせよ、あの子の運命です」
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