27: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/05/11(木) 09:52:40.59 ID:WFuBBOSl0
シンジ「う、うぷっ」
カヲル「吐けるものがなくなったようだ。胃液しかでなくなってるね」
シンジ「……はぁ、はぁ……」
カヲル「水でうがいをするといい。口の中に匂いが残っているとまた吐き気がせりあげてくるよ」スッ
シンジ「あ、ありがとう……」
カヲル「お安い御用さ。少しは落ち着けそうかい?」
シンジ「……ん……おかげさまで。君は、たしか」
カヲル「カヲルだよ、シンジくん」
シンジ「……カヲルくんは、どうしてここに」
カヲル「お父さんのところに向かったシンジくんのことが心配でね、様子を見にきたところだったんだ」
シンジ「なんで、僕がここに住んでるのが?」
カヲル「ネルフの関係者だから。といっても、僕が関係するのはゼーレだけど」
シンジ「……そっか」
カヲル「ゼーレを知ってる?」
シンジ「知らない。けど、そんなことはどうだっていいんだ。僕がわからないなんてたくさんあるから」
カヲル「急すぎた父親の死。それはシンジくんにとって理解できない現実ばかりだっただろうね」
シンジ「父さんは、なんで死ななくちゃいけなかったんだろう」
カヲル「辛い?」
シンジ「つらいよ。僕は、父さんのことがこわかったんだ。向き合うにもどうしたらいいか、わからなくて。だけど、かまってほしかった」
カヲル「世間的に良い父親ではなかったようだけど、シンジくんは父親を追い求めていたんだね」
シンジ「父さんは、不器用なだけだったんだ。いなくなってしまうと、もう会えないとわかると、もっと他になにかできたんじゃないかって思う」
カヲル「……ボクは、君に会うために生まれてきたのかもしれない」
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