20: ◆giEdoEKBb.[saga]
2017/05/05(金) 20:20:48.85 ID:KlXaXaiIO
京太郎(その日は結局日が暮れるまで咲と街歩きに興じた。最初に重たい本を買ったせいで、中々移動が大変だったが、雑用で鍛え上げた俺の筋肉は根をあげず、服屋や鞄屋を巡って咲の好きなものを買って、時々俺のものをちょこっと買って……)
咲「京ちゃん、重くない?」
京太郎「これくらい平気でい!」
京太郎(とは言ったものの、坂の上にある咲の家まで歩いて運ぶのはちっとしんどいぜ)
京太郎(中学校同じだったから割りと近所だから、そのまま家に帰ればいいんだけど)
咲「ふふふ、ありがと、京ちゃん。一緒に持つよ」ギュッ
京太郎「うわわっ」
京太郎(その時、咲の手が俺の紙袋を持つ手に触れた。ぎょっとするほど冷たかったんだ。それで、俺は情けない声を出してしまった)
京太郎「いいってば、咲、お前の力じゃ屁の足しにもならねー」
咲「いいじゃん、いいじゃん。少しでも京ちゃんの力になりたいなーって」
京太郎(咲の握る力が強くなった。そして、次第に俺の手の熱が移ったのか暖かくなって)
京太郎(俺達は手を繋いで無言で坂を登った)
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