マリオ「最近、テニスやパーティーにゴルフばかりで…何かを忘れているような」
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385:名無しNIPPER[saga]
2019/02/22(金) 17:37:06.28 ID:EOANnSFz0

 彗星だ、英雄の駆るそれは夜空に一筋の尾をひく流星と表現される


見る者が居れば、きっとそのように評したに違いない
 摩擦熱で真赤に照り出した機体前半分は火花を上げ、外面のパーツも
自壊し、とうの昔に道中に置き去りにしてきた


剥き出しになったエンジンが悲鳴の様に熱気をあげ、過ぎ去った後には
燻った金属片をばら撒いていく





 "太陽と彗星の鬼ごっこ"は間もなく終わりを迎えようとしていた…!




マリオ「そろそろ削れ過ぎてエンジンまで擦りそうだ、角度を調整しろ」

ルイージ「はいよ」カチッ!


"つんのめり"から少しずつ機体を浮上させる、今度は逆に後輪を失くした
後方部を地面に擦りつけ、代わりに前方部を上へ

 鮫や海豚<イルカ>が海面からひょっこりと顔だけ出す様な姿勢だ



 ズジャヤァァァァァァ!!



 大破寸前の煙をあげた機体が一際大きく揺れ
思わず帽子が飛びそうになったマリオは片手でそれを抑えた

ばきっ、排気ガスを吐き出すマフラーが折れて太陽に直撃する



たいよう「―――−」ギリィ、ギラギラ…!



顔にあたったそれに顔を顰め、つり上がった眼を更に釣り上げる
 太陽と機体の距離は徐々に縮み始めていた…っ!



ルイージ「oh、今のでバキュームノズル、ヤっちゃったかな?」


マリオ「いや、じれったいのが嫌いな奴さんがペースアップしたのさ」



前のめりの姿勢から後ろを引き摺る姿勢にすればどうなるか

"四輪車"として最早全く機能しないこのカートが唯一前へ突き進めるのは
オヤ・マー博士のオバキューム機構の賜物だ


マフラーのすぐ傍の掃除機ノズルが推進力を生み出すスラスター代わりに
なっているからだ…


 マフラーが折れるような無茶な姿勢にしたことで、もしかしたら
罅の1つでも入ったかもしれないし、なにより障害物となる円柱を避けて
ジグザグ走行をしている


 敵は躱すことなく、そのまま顔面から真っすぐ突っ込んで柱ごと
ぶち抜いてくる、距離を詰められるのは当然だった




――……では、何故そのような不利にしかならない行為を行うのか?





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