マリオ「最近、テニスやパーティーにゴルフばかりで…何かを忘れているような」
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393:名無しNIPPER[saga]
2019/03/04(月) 01:03:09.32 ID:EA79ZvnW0


ギィィィ…!



  マリオ「よぉ…久しぶりだな、ブンブン」

 ルイージ「あのさぁ、こういうのみんな困るんで止めて貰えます?」



年季の入った棘付きの甲羅には少しだけ罅が入り、肌は皮膚荒れの様に
カサカサとしているのが見て分かる

 ただし薄皮一枚の下は現役時代のそれと変わらぬ
逞しい筋肉隆々とした肉体美で、ギリシャ彫刻に匹敵する一種の美だった



  マリオ「周りに取り巻きの一人も伏せておかないとはお前らしいな」


 ブンブン「…久しいのう、戻ってきおったか」ニィ



嗄れた声で紡がれた「戻ってきおったか」には万感の意が籠もっていた


  マリオ「色々言いたい事はあるが、まずテメェはぶん殴る」

  マリオ「細かい事をくどくどいうのはその後だ」


 ブンブン「ワシの様な老人を労わろうとは思わんのか?英雄兄弟」


 ルイージ「はっはっは、御冗談を!そういうのはか弱い老人の言葉さ」

 ルイージ「アンタの様なゴリマッチョな老人が居て堪るか」



 ブンブン「ふっ、ならば仕方ないなワシはワシ自身を護る為に
       暴行を振るおうとする悪漢共にささやかな抵抗をしよう」



そういって、歴戦の老兵は鍛錬を1日たりとて欠かさず築いた腕を広げた



             ――ダ
                   ヒュッ ヒュッ



 赤と緑が同時に跳ねた、地表の人影が小さな豆粒になる前にその上を
両腕を広げた老人が過ぎ去った

 大きく振り被りながら回転させた腕とは裏腹に出鱈目な機敏性を見せ
影の真上を過ぎる直前で踵脚を床にめり込ませ、急制動を掛ける


               ―――ンッ


言葉通り音を置き去りにして突撃をかました老兵は急制動からの減速
 そして、めりこませた踵脚から重心を爪先に移動させながら
膝を折り曲げ身体を屈める、そしてジャンプ台の足全体のバネを利かせて
脚力だけで飛び上がった…ッ!


 手足を折り曲げ、首も引っ込める、罅の入った棘付き甲羅に籠り
自身が回転する棘鉄球と化す


最初の突撃で生じた前方向への慣性を利用し、マッド運動の前転の如く
回転方向事体は全面に、しかし、脚力で跳ねた方角は真後ろに居る
二人目掛けてのスピンボールだ

躱されて、地に落ちたなら卓球の変則球と同じで回転に合わせて再び
英雄兄弟<マリオ・ブラザーズ>目掛けて跳ねる追撃球となる



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