【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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103:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/22(月) 18:55:09.68 ID:+j5AeXst0
死。
汀(みぎわ)は既に死んでいた。
その残酷過ぎる、しかしあっさりとした事実を大河内はまだ理解ができていなかった。
じゃあ、目の前にいるこの子は何だ。
汀(みぎわ)の顔をし、声をし、同じように笑い、同じように怒る。
だが……別人なのだ。
人造で生み出された仮想の人格。
存在しないはずの人間が、目の前にいた。
圭介から遠ざけようとしたのが裏目に出てしまった。
これでは沖縄で、ただ単なる孤立状態になったと同じだ。
テロリストがいつ自分達の意識下にダイブしてくるかも分からない。
もう、大河内に打てる手は何もなかった。
頭を抱えて体を丸めた大河内だったが、看護師の一人がその肩を叩いた。


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