【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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111:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:28:31.87 ID:roP5EhAm0


第22話 愛しているよ



酸素吸入器を口に取り付けられ、腕には無数の点滴。
そしてマインドスイープ用のヘルメットを装着させられたソフィーが、担架で運ばれていく。
圭介はヘッドセットを外し、フーッ、と息をついた。
その目が、部屋の隅でうずくまり、パイプ椅子に腰を下ろしたジュリアにとまる。
彼は鼻を鳴らすと、ゾロゾロと部屋を出て行くスタッフ達に続いて出ていこうとして……眼前でバタン、と施術室のドアが閉まったのを見て足を止めた。
ドアノブに手をかけて開けようとするが、向こう側からガチン、と鍵が閉められ動かない。
しばらくして開けようとするのを諦め、圭介はポケットに手を突っ込んで振り返った。
ジュリアが立ち上がり、圭介から数歩下がった場所まで近づいてきていた。
彼女の手には、小さなハンドガンが握られていた。
それをまっすぐ圭介の眉間に突きつけ、ジュリアはどこか悲しそうな、空虚な目を向けていた。


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