【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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115:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/23(火) 16:31:01.94 ID:roP5EhAm0
「いや……君はきっと、引き金を引く。分かってる。これは脅しじゃない」
「…………」
「そして、これは赤十字全体の意思だろう。なら、俺がここで騒いで、たとえ君を組み伏せたとしても。俺が助かる確率は極めてゼロに等しいってわけだ」
「何を冷静に……分析している場合?」
「ああ。最期くらいゆっくりしたいと思ってね」

圭介はそう言って、懐からタバコを取り出した。
そして口にくわえ、ライターで火をつける。
額に銃を押し付けられたまま、彼はフーッ、と煙を空中に吐き出した。
軽く咳をしたジュリアが、咎めるように言う。

「ここは……病院よ」
「硬いことを言うなよ。今までずっと、あの子の世話で吸えなかったんだ」
「いつから気づいてたの……? 私が、あなたを殺すために派遣されてきたって」

ジュリアが問いかけると、圭介はタバコを吸いながら笑った。


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