【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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16:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/20(土) 15:27:37.48 ID:wWVynNsm0
「……私は、GDの目的を達するために、ナンバーIシステムの復活を任務にしてる。君をそれに使おうと思っていた。すまない。私にも事情があってね……テロリストと方法は違えど、そうすることが赤十字への復讐になると思っていた」
「…………」

汀はニッコリと笑って、かすれた声で言った。

「せんせが望むなら……私は、システムでも構わない……」
「そんなことを言わないでくれ……」

大河内は汀の上半身をゆっくりと起こすと、自分よりも一回り以上小さなその体を抱きしめた。
そしてしばらくの間歯ぎしりするように唇を噛み締めていた。
汀は点滴だらけの手を大河内の背中に回し、静かにさすった。

「……私に、そんなことを言っては駄目だ……私は君を殺すために派遣されたんだぞ……」
「…………」
「人間のシステム化だ……元になった人間は、生きていてはいけないんだよ……」

彼の声が尻すぼみになって消える。


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