【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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163:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:02:11.64 ID:Eb2omwdb0
白い小さな猫だった。
どこから現れたのか、それが足元に擦り寄ってきて、ゴロゴロと喉を鳴らしながら頭を擦り付けたのを見て、小さく息を吐く。

「猫は夢の世界に生きる動物、と言うが。ここまで適正のある個体は初めてだ。君は、随分とその子に好かれているらしい」

そこで背後から声をかけられ、汀(なぎさ)はビクッとして振り返った。
今まで誰もいなかった場所。
そこに、車椅子に乗った白髪の男性が座っていた。
彼は頭に包帯を巻いていた。
血まみれのその包帯は右目を覆い隠し、両手の指はギプスに覆われている。
足も折れているのか、右足に太くギプスが巻かれていた。
その異様な風体に警戒し何歩か後ずさりした汀(なぎさ)に、彼は軽く笑ってから続けた。


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