【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
1- 20
202:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:26:49.07 ID:Eb2omwdb0
「スカイフィッシュ変種に……自分から変質してるの……?」

わななく声でソフィーが呟く。
数秒後、お面のような髑髏のマスクをつけた白衣姿の理緒が、軽く、迫りくるアンリエッタに向けて手を伸ばした。
その手に、大口径の拳銃が出現する。
安全装置をスライドさせ、理緒は特に狙いをつけるでもなく、アンリエッタに向けて引き金を引いた。
小さな銃弾だった。
しかしそれはアンリエッタの頭蓋骨、その口腔に突き刺さると、骨を砕き散らしながら向こう側に抜けた。
穴が空いた場所からものすごい量の血液が、滝のように噴出する。
ビシャビシャとそれに体を汚されながら、呆然と硬直した汀とソフィーを庇うように体で覆い、理緒は崩れてきたコンクリート片を手で払った。
発泡スチロールのようにコンクリートが砕けて散る。

「理緒ちゃん駄目だよ! 駄目! お願いだから元に戻って! 私達友達でしょ!」

汀にしがみつかれ、しかし理緒は答えることはせず、砕けたコンクリート壁から連装機銃の銃弾が飛び込んできたのを見て、腕を振った。
空中で銃弾が爆裂し、もうもうと煙を上げる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
281Res/203.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice