【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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192:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:20:05.68 ID:Eb2omwdb0
「どうしようもないってこと?」
「どっちみちこの世界はもうすぐ自壊するわ。夢の持ち主がさっき死んだから。もう存在していない夢の中に居続けることの方が危険だと思う」

汀はそう言って、理緒とソフィーの肩を掴んだ。

以下略 AAS



193:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:20:35.86 ID:Eb2omwdb0
そして髑髏の顔面が、海上からこちらを覗き込み……ゆっくりと追うように沈んでくる。

『気に入らないわ。その達観した動き。達観した行動力。肝が据わった動き。気に入らない。気に入らない。気に入らない。まるで、私が大嫌いな人のよう』

理緒が汀を守るように、ガチガチと歯を鳴らしながら近づいてくる髑髏の前に手を伸ばす。
以下略 AAS



194:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:21:03.89 ID:Eb2omwdb0
水中がグワングワンと揺れ、たまらずソフィーと理緒が耳を塞ぐ。
脳までをシェイクされるような強烈な衝撃に、周囲の空間それ自体が大きくたわんで揺れた。
モリを撃ち込まれた右目の部分から真っ赤な血液を噴出させながら、髑髏は急速な勢いで近づいてきた。
そこで汀が、海底の岩に到達し、思い切りそこに素足を叩きつけた。
ボコリと岩が動き、パズルのピースのようにヒビが広がっていく。
以下略 AAS



195:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:21:40.07 ID:Eb2omwdb0


したたかに頭を床に打ち付け、汀の目に星が散った。
受け身をとれずにゴロゴロとその場を転がる。
しばらくうずくまって呻いていると、続けて理緒とソフィーが同様に、壁に空いた穴から水とともに吹き出してきた。
以下略 AAS



196:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:22:16.45 ID:Eb2omwdb0
「そうだよ、私だよ。せんせのことが大好きな、私……戻ってこれた。少し体に違和感はあるけど……」
『どういうことだ……いや、良かった。本当に……』

大河内の声が少し途切れ、彼は無理矢理に意識を引き戻した調子で続けた。

以下略 AAS



197:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:22:51.54 ID:Eb2omwdb0
『理緒ちゃんが危ないのか? 私の方からは二人のことは関知できないんだ。ソフィー、なんとかならないのか?』

大河内に問いかけられ、ソフィーは歯噛みして答えた。

「あの子がいる場所は関東赤十字ではないようなの。私からも関知できないわ!」
以下略 AAS



198:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:23:36.19 ID:Eb2omwdb0
「どうするの、網原汀! どの道あのスカイフィッシュを駆除しないと、私達は戻れないわ!」

走りながらソフィーが言うと、汀は息を切らして言った。

「この通路にいるのは危険よ。通路の先……アルバート・ゴダックの夢世界に逃げ込むわ」
以下略 AAS



199:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:24:16.26 ID:Eb2omwdb0
「いっくん……みさきちゃん……」
「なぎさちゃん……良かった。精神中核をどこかに避難させてたのか……」

一貴が震える声を発する。
彼は数歩近づくと、汀に向けて手を伸ばした。
以下略 AAS



200:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:24:54.58 ID:Eb2omwdb0
抑揚のない声でそう言った岬の目を見て、汀は息を呑んだ。

「あなた、もうスカイフィッシュに……」
「やめろ岬ちゃん! なぎさちゃんは……」

以下略 AAS



201:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/24(水) 16:25:59.33 ID:Eb2omwdb0
「理緒ちゃん、早くこっちに!」

汀の叫びを聞いて、理緒はしかし、汀の手を離した。

「え……」
以下略 AAS



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