【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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222:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:43:37.42 ID:vhS4jR9Y0
体格が劣る汀が徐々に押され始め、一貴は全身の力で彼女を両断しようと腕を動かしていた。
膝をついた汀の持つ日本刀にヒビが入り、グラグラと揺れ始める。
一貴が一度下がり、腕を振り上げて、両手で日本刀を振り下ろした。
受け止めた汀の刀が真っ二つに砕け散り……。
一貴の刀は、汀の右目を深く真一文字に切り裂いた。
鼻先まで刀が彼女の顔を凪ぎ……。
しかし汀は、全く怯むことなく一歩を強く踏み出した。

「さよなら、いっくん。あなたを『救う』よ」

そう、一貴の耳には聞こえた気がした。
次の瞬間、汀の繰り出した拳が、空気を裂く音と共に一貴の胸に吸い込まれた。
腕は弾丸のように彼の胸を打ち……。
一貴は動きを止めた。
汀の手が、一貴の心臓の部分にめり込んでいた。


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