【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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224:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:44:36.29 ID:vhS4jR9Y0


荒く息をつきながら、汀はその場に膝をついた。
手の中の一貴の心臓がぐんにゃりと形を変え、青いビー玉を形成する。
汀はそれを胸に抱き、陽炎のように揺らいで、一貴の体が消えていくのを見ていた。

「やった……の……?」

ソフィーが震える声で呟く。
彼女は汀に近づこうと足を踏み出し……。
そこで、パチパチパチという拍手の音が聞こえて、足を止めた。
いつの間にか……。
彼女達から少し離れた場所に、バスローブを羽織り、赤いソファーに腰を下ろした初老の男性がいて、手を叩いていたのだ。

「いや……お見事。楽しい見世物だったよ、網原汀君」

男はそう言って拍手を止めると、近くのテーブルに乗っていたワインをグラスに開けた。


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