【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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237:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:53:10.59 ID:vhS4jR9Y0
彼女は視界の端で、肩口から血を流したソフィーが意識を失ったのか、地面に突っ伏したのを確認してから、日本刀を振った。
それが大口径の拳銃に変化し、間髪をいれず脳型のスカイフィッシュに向けて引き金を引く。
真っ直ぐ飛んだ銃弾は、しかし突き刺さることはなかった。
脳が軽く脈動した途端、彼女たちの周囲の空気が、まるで強烈なマグニチュードの地震が起こったかのように揺れた。
たまらず地面に転がった汀の目に、銃弾が突き刺さる直前で爆裂し、煙を上げたのが見える。
スカイフィッシュはゆっくりと空中を浮遊しながら、アルバートに向けて進み始めた。
悲鳴を上げて喚いている老人を見て、汀が歯噛みする。
彼女は荒く息をつきながら銃を片手で構え……そこで、心臓が激しく脈動し、硬直した。
体が痙攣し、思い切りその場に血液を吐き出す。
脳が過負荷に耐えきれず、悲鳴を上げていたのだった。
視界がぐるぐると回り始め、音がハウリングしたかのように聞こえなくなる。
息を吸おうとするが、空気が肺に入ってこない。


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