【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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236:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/25(木) 18:52:41.26 ID:vhS4jR9Y0
地面を蹴った左足が異様な音を立てて曲がった。
残った右手で、汀は肉薄したソフィーの左手を一閃した。
肩口からそれがゴドリと地面に転がる。
肩を抑えて、激痛に悲鳴を上げてソフィーが倒れた。
汀は着地の姿勢をとれずに、そのままゴロゴロと砂山を転がった。
そしてうめきながら日本刀を掴んで立ち上がろうとし……左足の激痛に崩れ落ちた。
ソフィーの切り離された左腕が粘土のように蠢き、形を変えて膨れ上がる。

「……自我を持っちゃったか……」

吐き捨てるように呟き、汀は日本刀を砂山に刺し、杖代わりにして立ち上がった。
そして右足だけで地面を踏みしめて、ソフィーの腕が変質した「モノ」を睨みつける。
それは、一抱えもあるような巨大な「脳」だった。
人間のピンク色をしたそれが、脳髄をダラリとたらしながら空中に浮かんでいる。
異様な悪夢の形を見て、汀が顔をしかめる。


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