【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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41:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/20(土) 15:40:07.13 ID:wWVynNsm0
あくまで軽く、のらりくらりと怒りをかわされ、大河内は額を抑えて息をついた。

「……説明したくはないな。言いたいことはそれだけじゃない。汀(みぎわ)ちゃんの記憶が、マインドスイーパーとしての強制記憶と一緒に、一部かなり欠落してる。いい加減な仕事をしたな!」
「言葉遣いに気をつけなよドクター。誰に対して言っているんだ?」

マティアスはニヤニヤした表情を崩さず、大河内の肩にポンポンと手を置いた。

「彼女の膿んだ精神夢傷の手当ては、完璧に済んだ。何、その周囲の精神真皮ごと切り取ったから、縫合後は記憶の大部分欠落が見受けられるけど、それに相当する分の『都合のいい思い出』はインプラントしておいた。もうあれは、中萱榊(なかがやさかき)の使っていた道具じゃない。ドクターの、娘だよ。戸籍も書き換えてある」
「私の娘としての思い出を埋め込んだな……何てことを……」
「だから何を憤ってるんだ? ん? もしかしてあの子は……『娘的ポジション』ではないのか? おいおい……」

呆れたように腕組みをして、マティアスは息を吐いた。

「ペドフィルだったのか、あんた」


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