【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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55:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/21(日) 21:54:27.43 ID:cASlUPYO0
彼はヘッドセットを操作したが、その向こうからノイズしか聞こえてこない事を確認して、舌打ちして手を止めた。
すぐ近くに、看護師数人とマティアスと同じ、北ヨーロッパ赤十字の職員が倒れていた。
彼らが頭を振りながら起き上がり、同様にヘッドセットを操作しようとする。

「ナビをする人間が外にいないから駄目だ。それより、早くミギワさんの精神中核を保護するんだ」

指示を受けた職員たちが、小屋の方に走っていく。
大河内も慌ててついていくと、小屋の中には小さなブラウン管型テレビが床に設置されていて、その前に揺り椅子がひとつ置いてあるだけだった。
ブラウン管型テレビには、ノイズ混じりの砂画面が映しだされている。
汀(なぎさ)が、揺り椅子に座ってぼんやりとテレビを見ていた。

「マティアス、精神中核の入れ物を見つけました! 実体を保ってます!」

職員の一人が声を上げると、汀(なぎさ)が顔を上げて周りを見回した。


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