【オリジナル】「治療完了、目をさますよ」2【長編小説】
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9:天音 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2017/05/20(土) 15:24:17.60 ID:wWVynNsm0


医師達によるテキパキとした処置が済み、汀はとりあえず鼻と喉のカテーテルから開放されて息をついた。
まだ喉に何かが刺さっているような感じがする。
しかし、体中に点滴が刺されて身動きを取ることも出来ない。
夢傷による体の痛みも増していた。
喋ろうとして、かすれたしゃがれ声が出た。

「私……」

そのまま小さく咳をして、汀は隣に腰を下ろして、カルテに何事かを書き込んでいる大河内を見た。

「どうしたの……?」
「治療中にガーディアンにやられて意識を失ったと聞いている……よし。これで大丈夫だ」

大河内はニッコリと笑って、さり気なく汀の点滴の一つに金色の液体が入った注射器を刺して流し込んだ。
汀は苦しそうにまた咳をしてから、すがるように大河内に聞いた。


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