134:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/31(金) 22:45:51.62 ID:EUzcFC930
◇知っていて当然と言えば、当然です
◇私達、μ'sがまだ9人揃う前…まだ絵里ちゃんが自分にも厳しかった頃
◇あの頃は、部の申請の件で一悶着があったのですから
「私達の部はお世辞にも…なんだ、その、マイナーって奴でな」
「そりゃオカルト研究なんて、年頃の女の子はしないでしょ普通」
◇深山先生が後ろ頭を掻きながら言葉を紡いでいく
「その普通じゃない変わり者が集まりウチの部は何やかんやで存続した」
「…ある年の夏に、ね?思い出作りをしようって言いだした子が居るの」
「全員でお小遣い出し合って、西瓜を買ってな…水着何着るだとか」
「あの年の夏は本当に輝いてたよ、青春真っ盛りってね!」
「んで、あたしも4人と一緒に海水浴に行ったのさ」
「…でも、それが私達が集まれる最後の夏になってしまったの」
◇…夕陽が、沈んだ
◇太陽はもう見えない、だけど水平線だけはまだ光が…"残光"があった
◇海洋の色と夜が混ざり合っていく
◇まだ辛うじて暖色の赤紫に暗色の絵の具を足して混ぜていく感じ
「あたしら、4人はその年に大事な仲間を一人失ったのさ…」
◇山田先生がジャージの上ポケットに両腕を入れて彼方を見つめた
「あの子は、本当に良い子だったの……今でも信じられないわ
波に攫われて、そのまま、本当にそのまま死んでしまったなんて」
◇山内先生の目尻から涙が零れ落ちた、声には感情が籠っていて
◇あれは、きっと…夢か何かだったんだと、そう言いたそうでした
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