79:名無しNIPPER[saga]
2017/06/06(火) 22:23:42.80 ID:X4P2p47R0
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◇レモンフレーバー入りのドーナッツが入った袋に
アイスココアの缶を持って私は自室へと戻ります
◇灯りを一切つけない暗がりの廊下から自室の戸を開け
室内灯の光に包まれる時は安心感に包まれる瞬間でもあります
◇これは無意識に人が夜や闇を怖がっているからだと思う
◇江戸時代とか昔から人が焚火の灯りを囲んで、逆に動物が火を怖がる
それとは全くの真逆…
◇夜目の効かない人間が夜を恐れ、輝きを愛し、焦れる…
◇なんて一文が海未ちゃんのポエム集にもありましたね
◇コホン…!それはさて置き
再び椅子に座り切れかけの集中力を補給するために冷たい飲料の入った
缶のプルタブに指を引っかけてソレを開けます
◇プルタブは引かれると「ぷしゅっ!」と音を立てる
飲み口を唇へと運べばココアの"味"が味覚より先に嗅覚を刺激する
花陽「…んっ」ゴクッ
◇…甘い
◇表面に桜花が描かれた銀貨と京都の有名な建物が掛かれた銅貨数枚で
買える安っぽい甘味飲料
◇糖分をひどく求める私の脳にとっては
それが砂漠で飲む氷水のように思えた…アイドルの事ならともかく
お化け話なんて慣れない調べものをしてるからかもしれない
花陽「えへへ…甘いや♪」
◇それから…5個入りのドーナツを摘まもうと右手の缶を机の上に
置いた所ですぐ近くに飾られた写真立てに手の甲が触れたんです
◇これが私が探していた"ピース"だったんですよ
花陽「あっ…この写真」
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