『このすば』カズマ「アクアがママになるんだよ!」『R-18』
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16: ◆BAKEWEHPok
2017/05/30(火) 22:56:39.98 ID:paYwonY3o
「どういうことですかカズマ? アクアがこんな風に泣くのは……まあよくあることですが
 お互い裸で、というのは穏やかではありませんね。答えによっては……」

目がとびきり赤く輝いていて、いつもよりもなんつーか赫い。

「カズマ……まさかとは思うが、アクアを手篭めに……いや……そんな……」

否定するようで想像しているのか、こっちは目をしっとりと潤ませている。お前それはそれでどうなんだよ。
っていうかやべぇ。状況がアレ過ぎて言い訳とか打開策が全然思いつかねぇ。
一応シーツで身体を隠してから立ち上がるが、頭が全然働かない。

「ひっくっ……カズマが……怖い夢を見たから、添い寝してくれっていうから慰めてあげてたら……
 ひぅ、突然パンツ脱がせてきて……ひんっ、私をママにしてやるって……いやらしいことしてきて……」

なんか合ってるけどなんか違うだろ!

『カズマ!』
「ひぃっ!」

しかし突っ込む間もない。いかん。これマジ怒ってるっぽい。

「……私はあの日……冒険者カードをカズマに見せたあの日…………凄く嬉しかったんですよ……? なのに……」

と、思ったらマジで悲しそうなめぐみんの顔!
なんとなく罪悪感がざくざくと突き刺さるような感じ。

「違うんだ……アクアとはその……」
「なにが違うというのだ! 純粋……ではないにしろ、アクアの優しさにつけこんで襲うなんて……!
 性欲に塗れた男の欲望を仲間に叩きつけるなど……! なんて羨ま……いや! いやいやけしからんぞカズマ!」

だからお前のほうがおかしいよ。
っていうかそういう状況に見えるのか。言われてみればそう聞こえなくもないが狙ってんのかアクア。

「だから違うんだよ! 確かに、その……アクアとはちょっとアレな事が起きちゃったけど
 これは合意のうえで、アクアも気持ちよかったみたいだし楽しんでいたんだ」
「くっ……まさに男の勝手な言い分! はぁはぁっ……信じた仲間が婦女暴行犯だったとは……! うっ……」
「興奮するんじゃねえ。アクアは……」
「カズマもダクネスも黙ってください! アクア、どうなんですか?
 本当にカズマに襲われて……それとも……実は……?」

慌てる俺とダクネスに怒鳴っためぐみんはまだ泣きじゃくってるアクアへと聞いた。
強張った顔で、瞳の赤さは収まってるが、緊張感が伝わってくるようだ。

「ぐすっ、あのねあのね、カズマがね……」
「はい、カズマが……?」
「赤ちゃんを認知してくれないのよ!?」
「「えっ!?」」

めぐみんとダクネスの表情がガチっと固まった。

「いっぱいいっぱいエッチなことしたのに、将来の事をぜっんぜん! 考えてないなんて言うのよ! 信じられる!?
 私の中に何度も何度もぴゅーぴゅー出して、すっごく気持ちよさそうにしてたのにも関わらずよ!?
 エッチが気持ちよかったから、私も許しちゃったという所もあるかもしれないけど、男だったら責任取って結婚するのが当然だと思うの!
 ねっ、めぐみんもダクネスもそう思うでしょ! 女の子だったらわかるわよね! ね、ねっ!」
「ぇっ……あ、はい……ええと、その……」
「合意なのか……気持ちよかったのか……ごくっ……」

おぉぅ……二人とも完全にアクアに飲まれてしまった。
本来ならばアクアの暴走を止めるのは俺の役目なのだが、引け目があるので言えねえ……


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