18: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/06/17(土) 21:55:47.46 ID:BGljWOh70
「ん……」
隣のPが寝返りをして仰向けになったけど、まだ起きそうな気配はなかった。
今一度自分の格好を思い出して、起こさないように静かにベッドから下りて昨日と同じ服を着る。
着終わったところでヘッドボードの置き時計が目に入って、自分が随分早い時間に起きたことを知った。慣れない環境だから早く目が覚めちゃったのかもしれない。
ほんの数時間しか寝てないにしては頭と体はかなりスッキリしてたけど。
「せっかくだし、恋人らしいことしてあげよっかな☆」
できる女しゅがーはぁとはキッチンに立つことにした。
冷蔵庫の食材の粗末な在庫に愕然としながらも、どうにか一応の体裁を整えた朝食を拵えたところでタイムアップ。
といってもお米を炊いて、目玉焼きと具の少ないお味噌汁を作っただけだけど。
今日のお仕事の時間と、一度はぁとの家に帰ることを考えると、そろそろP宅を出ないとダメな時間になっていた。
Pの様子を見るとまだしばらくは夢の中っぽい。
「ぐっすり眠りすぎだろ…ふふ♪」
「すぅ…すぅ……」
「……あ」
そこでやっと気づいた。
昨日、ヤることヤっときながらキスしてなかったことを…。
「マジで? うわー…いや、コレ順序どーなの…?」
Pのすぐ傍で立膝になって顔を覗き込む。
見慣れた顔のはずなのに…別にイケメンでもないのに…見つめていると胸の奥がチリチリとしてきて…苦しいのに心地よくて…温かいのに切なくて…何故かPの顔がどんどん近づいてくる……あ…あと少し…あと少しではぁとの唇がPの………
「んっ……ぐぅ……」
「…っ!?」
触れ合う直前、Pがまた寝返りを打って、はぁとは正気に戻った。
何をしようとしていたのか気付くと心臓はトクトクと高鳴り始める。
それなのにまた同じことを繰り返したい気分。
「あぁ〜〜……コレ、頭バカになりそう………」
でも、しばらく待ってもPは寝返りを打つことはなくて、いい加減マズイ時間になってしまい、結局駅まで駆け足するハメになった。
お仕事にはなんとか間に合わせたから。
恋もイイけど、プロとしてウツツを抜かしちゃ駄目だから、そこはしっかりとね♪
矛盾には気付いてるから、うん、突っ込んじゃ、らめだぞ☆
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