20: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/06/17(土) 21:57:32.30 ID:BGljWOh70
振り向くとPはすぐ目の前。否応なしに昨晩のことを思い出してしまいカラダが固まった。
Pの顔がさらに近づいてきて、でもどこも触れることはなくPの息だけがはぁとの耳を撫でる。
「朝ごはんありがとうございました。お味噌汁すごく美味しかったです」
「ぁ………っ」
ボソリと低い声で耳打ち。
それで顔が爆発した。
ほんとに『ボンっ!』って聞こえるぐらい顔が猛烈に熱くなって、その爆発で顔のネジがぶっ飛んだのか表情も勝手にユルユルになっていく。って、顔のネジってなんだよ☆
それはアイドルとして絶対に人に見せちゃいけない顔だって直感したから、はぁとは口を押えて事務所を飛び出した。
そしてほとんど人が来ることの無い非常階段の方へ駈け込んで、両手で顔を覆って壁に背中をつけながらへたり込む。
「〜〜〜〜っ!」
ヤバい! これヤバいって! ホント無理っ!
なんであんななんでもない言葉がこんなに嬉しいの!
こんなのおかしい! おかしすぎる!
あぁもう!
うれしいうれしいうれしいうれしい!!
はぁとバカだ…こんなにすごいこと26年間も知らなかったんだから!
なんて勿体ないことをしてきたんだろう!
さよならも言わないで立ち去っちゃって、Pに変な風に思われてないかなぁ…。
「う〜〜〜〜プロデューサー……P……っ」
名前を呼ぶだけでも胸がときめいてる。
恋する乙女かっつーの! その通りか、ははは…。
「すぅ〜〜〜はぁ〜〜〜………表情筋良し! かーえろ☆ ……えへへ♪」
念のため、変装用のマスクも付けておくことにした。
帰宅してすぐに携帯のPからの着信音の設定を変えてみる。
その後もベッドの上で携帯を弄りながら、いつ電話が来てもすぐ出られるように構えていたんだけど、結局お目当てのコール音が鳴ることはなかった。
照れ屋さんかな☆
ま、昨日の今日だしね♪
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