シンジ「その日、セカイが変わった」
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103: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/07/01(土) 23:36:41.70 ID:7xjZiaP10
【ネルフ本部 発令所】

冬月「ダミー計画か、昔を思い出すよ」パサ

ゲンドウ「……」

冬月「ゼーレのやり方は相変わらずか。組織内の人間だけで編成すればいろいろと面倒になる、その為の間に合わせに使うつもりだな」

ゲンドウ「ああ。やつらは特務機関ネルフを駒として見ている」

冬月「感心できんな。非人道的だと唱える理事会を抑えつけるのは。力と力で衝突すれば互いに犠牲は少なくなかろうに」

ゲンドウ「変わらずの潔癖主義だな。老人たちのやり方は理解できるものだよ。……この時代に綺麗な組織など生き残れん」

冬月「無人機……神を造りだすつもりなのか」

ゲンドウ「具現化された神への道標は未だ遠い」

冬月「この実験が成功すれば実現へ大きく近づく、それもまた事実ではないのか」

ゲンドウ「杞憂だ。S2機関を取り入れる手段がまだない」

冬月「ふむ、動力源か」

ゲンドウ「使徒から接触があった」

冬月「なんだと? いつだ?」

ゲンドウ「昨夜だ。やつは自らを第壱使徒だと名乗った」

冬月「まさか⁉︎ では、そいつは……」

ゲンドウ「そう。最初の人間、アダムだよ」

冬月「(ユイくんが根回しをしているのだろうか)」

ゲンドウ「おそらく、月のタブハベースにいたはずだ」

冬月「ううむ、第七支部の存在を我々に隠していたのはそれが理由だとすれば……」

ゲンドウ「知らされていない項目があるはずだ。こちらを無視して裏死海文書が掟の書へと行を移している」

冬月「軽率な行動は命とりになるやもしれんぞ」

ゲンドウ「わかっている。どの道オリジナルのアダムはこちらにある、地下にあるリリスと共に」

冬月「アダム、リリス、ロンギヌスの槍、そしてエヴァ三体。老人たちが焦るわけだな」

ゲンドウ「その通りだ。トリガーに必要なカードは揃っている」

冬月「碇、ひとつ聞きたい」

ゲンドウ「なんだ」

冬月「昔、お前がまだ学内にいた頃、ユイくんに近づいたのは、才能とそのバックボーンの組織を目的に近づいたというのが仲間内での通説だった」

ゲンドウ「……」

冬月「これまでの行動を思い返せば、それらがただのバカバカしい噂だったと理解している。人類補完計画を提唱したのもユイくんの為だからな」

ゲンドウ「ああ」

冬月「今はなんの為に動いている」

ゲンドウ「ふっ」

冬月「なにが可笑しい」

ゲンドウ「……先生。移りゆく流れ中で不変のものなど存在しません。目的など今となっては、理由のひとつなのです」

冬月「……」

ゲンドウ「動きだした歯車は壊れるまで回り続けるのだよ」


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