シンジ「その日、セカイが変わった」
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104: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/07/02(日) 00:04:39.53 ID:uPcXiuCB0
【ネルフ本部 コンテナ】

シンジ「うっ……いてて……」

加持「変な格好で寝てたからどこか痛めたかね」

シンジ「ここは……?」

加持「寝ぼけてんのか? ぼーっとしてるが」

シンジ「昨日はたしか、母さんと話をしてて、頭が痛い。今、何時ですか?」

加持「正午すぎかな。今日が引っ越しの予定日だろう?」

シンジ「はぁ、あの、加持さんが来た時に誰かいませんでした?」

加持「いや? 誰も見てないよ」

シンジ「いやっ、そんな。……いないなら、いいんですけど」

加持「甘い一夜でも過ごしたのかい?」

シンジ「ち、違いますよっ!」

加持「そうか。シンジくんは奥手そうだしな、若い内は、色んな子にアタックするのもいいと思うぞぉ」

シンジ「ミサトさんと同じようなこと言うんですね。僕は、加持さんみたいにはなれません」

加持「なにも俺になれという話じゃない。経験がものを言うのさ。本当に好きな子ができた時に、距離の測り方を知ってるのと知らないとでは違う。そうだろ?」

シンジ「それは、そうですけど……僕は、自信がないし」

加持「勇気と別物だ。自信はあとからついてくる。ないんだったらまずは作ろうとしなきゃな」

シンジ「はい」

加持「そう難しく考えるなよ。俺はシンジくんが自分のために一人暮らしを選んだのは最初だと思ってるさ」ポン

シンジ「そう、ですか」

加持「流されず、キミの意思で決めた」

シンジ「……」

加持「シンジくんは自信をもつ、そのハードルが高いんだろうな」

シンジ「僕は……」

ユイ「あら、起きてたの?」ヒョイ

シンジ「あっ! ど、どうしてここに⁉︎」

加持「おはやいご到着で」

ユイ「警護ご苦労様」

加持「いいっすよ。どうせなにかしてくれるわけじゃないんでしょ」

シンジ「か、加持さん? ユイ、さん、と知り合いなんですか?」

加持「シンジくん。俺はこの人に頼まれてここにいたんだ、ずっとってわけじゃないがね」

ユイ「シンジ。あなたを取り巻く環境は、今日から少しずつ変わっていくわ」

シンジ「な、なに言ってるんだよ。昨日はいったい……」

ユイ「疑問がつきないわね。だけど、あなたが納得してもしなくても時間は残酷に、それでいて平等に流れている。あなたが知るべきは、限られているの」

シンジ「いい加減にしてよっ!」バンッ

ユイ「待てないのよ。強引かもしれないけど、全てを理解できる頃になれば、きっと私に感謝をするでしょう」

加持「もう俺は帰っても?」

ユイ「かまわないわ。あの人にはうまく言っておいてね」

加持「シンジくん、すまない」 スッ

シンジ「加持さん、な、なんで……?」

ユイ「さぁ、これを受けとって」カシャ

シンジ「なんなんだよそれ……」

ユイ「使徒の目指すモノ。アダムよ」


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