135: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/07/04(火) 14:09:50.07 ID:0bP/l5ZF0
【ネルフ本部 女子ロッカールーム】
レイ「私にあるものは命、心の容れ物。作り物の人形。この鏡にうつっているのは……」 キュッキュッ
レイ(少女)「あなたはあなた」
レイ「あなた誰? これは誰? これは私。私は誰?」
レイ(少女)「私は一人目のあなた、同じものがいっぱいいるのも私。いらないのも私」
レイ「なぜ、あなたがわたしの中にいるの? 赤木博士は、夢の出来事は長期間記憶の保持ができないと言っていた。どうして、ずっと鮮明なの」
レイ(少女)「赤い土から作られた人間。男と女から作られた人間。私はこの世の理(ことわり)とは相反する存在だから」
レイ「あなた誰、あなた誰、あなた誰」
レイ(少女)「いらないものがいっぱい。赤い色。赤い色は嫌い。流れる水。血。赤いヒトは嫌い。弐号機パイロットも嫌い、でもいい。簡単に壊れる、あの女は壊す」
レイ「なぜ弐号機の人を壊すの? 私が私でない感じ。とても変。体が融けていく感じ。私が分からなくなる」
レイ(少女)「心の入れ物。魂の座」
レイ「私の形が消えていく。私でないヒトを感じる。リリス? 本来あるべき姿に還り、ひとつになりたいの?」
レイ(少女)「それはとても気持ちの良いこと」
レイ「ひとつになりたいのは私?」
レイ(少女)「私じゃない、変化している、私もあなたも同じ」
レイ「変化?」ポタ
レイ(少女)「顔を鏡でよく見て」
レイ「これは、水? 涙……泣いてる、ないてるのは、わたし……?」
レイ(少女)「鼓動を感じる」
レイ「……」 ゴシゴシ
レイ(少女)「祝福の鐘を鳴らし、歓喜の歌を。アダムが目覚める」
レイ「誰の中に?」
レイ(少女)「碇シンジ。もうひとつの紛い物は裏に」
レイ「私と同じ?」
レイ(少女)「違う。でも、いずれひとつになる。それはとてもとても気持ちの良いこと」
レイ「そう」
レイ(少女)「そろそろ行きましょう」
レイ「どこに」
レイ(少女)「碇くんの元に。アダムの元に」
913Res/1189.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20