134: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/07/04(火) 13:14:46.43 ID:0bP/l5ZF0
【人類補完計画委員会 特別収集会議】
ゼーレ02「生きていたとはな」
ユイ「ご挨拶が遅れまして、申し訳ございません」
ゼーレ04「これまでなにをしていた。なぜ今になって我々の前に姿を現してきたのだ」
キール「その問いには、私から答えよう。ユイ博士は、我々に最も有力な協力者として戻ってきた」
ゼーレ02「真意は?」
キール「補完計画の完遂に他ならない。証明として、碇が別のシナリオを目論んでいた証拠を得たらしめた」
ゼーレ03「中間報告書には目を通してある。本当なのかね? 抜粋すると、碇ゲンドウがキミに会う為に我々とは違う、別の結末を用意していたとは」
ゼーレ05「信じがたい話だよ。人類と個人を天秤にかけるだけでも正気とは思えない」
ユイ「事実ですわ。側近である冬月副司令からのインサイダー(内部告発)です」
ゼーレ06「ふん、愚かな男だ」
ゼーレ02「奴には然るべき罰を与えねばならない」
キール「異議はなし……だが、後任者を決めてからだ。タイムスケジュールの記述に余波が及んではならない」
ゼーレ05「それでは、私の国から」
ゼーレ02「君の国は責任が嫌いだろう? なにかあった時にゴタゴタするのではないかね」
キール「ネルフの後任者は碇ユイ博士に一任する」
ユイ「懸念は心中お察しします。もし、私がもっとはやく姿を現していたら、夫はこのような算段をしなかったでしょう」
ゼーレ06「ならば問おう。キミが我々に死海文書とは違う、裏死海文書を渡した時にこうなると予想できていたのでは?」
ユイ「私は、自分の願いを叶えようとするだけ精一杯で。他に気をまわす余裕はありませんでした」
ゼーレ02「薄っぺらい戯言を信じろと? くっくっ、笑わせる。発言には気をつけたまえよ。なぜ夫を蹴落としてまで後釜に座ろうとする」
ユイ「取るに足らない言葉よりも結果を。私に皆様方の意向に背く意思はありません、必要であると判断なされば監視をつけてくださっても結構です」
キール「よい。ユイ博士、確認をすべきはひとつだ」
ユイ「はい」
キール「その願いは我々の悲願と一致するものか?」
ユイ「相違ありません」
キール「以上だ。異議のあるものは?」
ゼーレ一同「……」
キール「約束の時はそう遠くはない。エヴァンゲリオン初号機による遂行を望むぞ」
ユイ「既にいくつか手をうっております。それと、もう一つ、報告させていただきたいことが……タブリスを潜入させております」
ゼーレ02「ああ、キール議長から伺っているよ」
ユイ「彼を三号機パイロットのフォースチルドレンに選定いたしました」
ゼーレ05「勝手なマネをしおって! さっそく司令気取りか!」
ユイ「なにが不満なのでしょうか。計画に遅延は許されません。マルドゥック機関に登録済である第壱中学校にいる生徒達のコアでは不十分です」
ゼーレ04「S2機関の搭載を試みている四号機ではだめなのか?」
ユイ「三号機と共に四号機は建造に遅れが発生しているそうですが」
ゼーレ05「それは……」
ゼーレ03「キミの国の話だったな。三号機と四号機の建造権を強引に主張しておいて情けない」
キール「承認する。ダミー計画はどうか」
ユイ「技術的な問題はクリアいたしました。夫は綾波レイのパーソナルデータを移植していますが、こちらは渚カヲルのパーソナルデータを移植いたします」
ゼーレ03「コントロールは有効なのかね?」
ユイ「アダムは凶暴性がありますが魂のデジタル化はできません。あくまでフェイク、擬似的なものです。想定上は可能です」
ゼーレ05「赤っ恥をかかせておいてできませんで済ませられるか! 必ず運用可能にするのだ!」
ユイ「はい。皆様方の意向通りに――」
913Res/1189.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20