シンジ「その日、セカイが変わった」
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170: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/07/13(木) 00:06:01.87 ID:CxCxHYbD0
【ネルフ本部 執務室】

冬月「死体の始末は済んだのかね」

ユイ「はい、万事滞りなく。ひとつの終わりを迎えました」

冬月「人の生は儚いものだと改めて実感する」

ユイ「忍び寄る影に気がついていなかっただけ……先生ほど長生きされても、死という概念が恐ろしいですか?」

冬月「年寄りには、悪い冗談だ」

ユイ「私はこわくはありません。ですが、志し半ばで死ぬのが辛い」

冬月「碇とて例外ではなかろう。まさかキミの手で葬りさられるとは」

ユイ「来世、というのは変ですが、またきっかけはあります。あの人の願いは、私とシンジに託されました」

冬月「そうか、では少なからず救われたのかもしれんな……これからどうする」

ユイ「補完計画をよりはやく遂行します。使徒の襲来を待つ必要はありません。彼ら個体が目指すべきはアダムであり、種の生存本能がなくなればどうなるか……」

冬月「お手並み拝見させてもらうよ」

ユイ「先生は、これまでと同じく副司令として補佐をして頂きます」

冬月「承知しているよ。地盤固め、その為に俺を生かしておいたんだろう」

ユイ「先ほど、鈴から連絡がありました」パサ

冬月「これは……」

ユイ「戦自のバックについているのは、いうまでもなく日本政府です」

冬月「退屈せんな。ネルフ職員は組織という建前上納得させられても、外部はどうしようなかろう」

ユイ「政治にはとかくお金がかかるものですからね」

冬月「つつける場所を探しているのだろう。ネルフの弱みを握れればこれ以上ない優位性がある」

ユイ「将棋でもさされます?」

冬月「結構だ。キミと指しても面白くない」

ユイ「ふふ、たしかに私では相手になりませんね」

冬月「おごりはいつか、足元をすくわれるやもしれんぞ」

ユイ「そんなつもりは。私は“待ち”が得意だと先生もご存知でしょう」

冬月「……」

ユイ「とはいえ、ただ黙って見ていては好きなように立ち回らせてしまいます」

冬月「ならばどうする」

ユイ「餌をちらつかせます、食いつきやすいものを」


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