シンジ「その日、セカイが変わった」
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202: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/07/18(火) 22:59:56.30 ID:xqLx9XiS0
冬月「口のききかたに――」

ユイ「いいんです、先生」スッ

アスカ「……」

ユイ「たくさん遊び、友達を作り、恋をしなさい。必要な経験よ」

アスカ「それも命令なら」

ユイ「斜に構えないで、おばさんのお節介よ。あなたの母親の古い友人として言っているだけ」

アスカ「ママのっ⁉︎ どういうこと? あたしのママを知ってるの⁉︎」

ユイ「よく知ってる、一緒に研究していたんだもの」

アスカ「それじゃあ、ママを軽蔑してるのね」

ユイ「どうして?」

アスカ「大人達は私を哀れんだわ! ママは頭がおかしくなったって! みんなが同情の視線を向けてきた!」

ユイ「そう思っていない。キョウコは頭の回転がはやく、聡明な女性よ」

アスカ「嘘よ! 甘い言葉を囁いて信じさせようして結局、パパもママを見捨てたわ!」

ユイ「あなたは見捨てなかったの?」

アスカ「見捨てるわけない! ママを辞めないでほしかっただけ!」

ユイ「そう、危ういバランスで成り立っているのね……そっちの子は、綾波レイね」

レイ「はい」

ユイ「身体の調子はどう?」

レイ「赤木博士に診てもらっています。問題ありません」

ユイ「二人ともよく聞きなさい。私は前司令の妻であると同時に、サードチルドレンの母親でもあります」

アスカ「……」

ユイ「しかし、血縁である、これは職務に一切関係ありません。やっかみをせず、エヴァパイロットとしての責務を果たしなさい」

アスカ「そうは言ってもシンジを特別扱いするんでしょ」

ユイ「立場は理解しています。えこひいき扱いしないと約束しましょう」

アスカ「……」

ユイ「口約束だけでは信用できない? 副司令、セカンドチルドレンのシンクロ率は?」

冬月「50前半だ」

ユイ「70にまで高めることができれば、私の権限で希望をひとつ叶えてあげます」

アスカ「もので釣ろうって魂胆?」

ユイ「良い成績を残せば褒美を与える、単純で悪い話ではないはずよ。なにもないよりは」

アスカ「いらない。私はプライドを持ってエヴァに乗ってるのよ、エースパイロットでいられればいい。それがなによりの褒美だわ」

ユイ「頑張って、誰に褒められたいの?」

アスカ「……」ピクッ

ユイ「母親はもういないのよ」

アスカ「やめて、聞きたくない」

ユイ「希望を思いついた時に言ってちょうだいね。ただし、台風と同じで最大瞬間風速だけ高めても意味はないから。レイも同じ条件でいいわよ」

冬月「そろそろ時間だ」

ユイ「ええ。挨拶は以上です、下がってよろしい」

アスカ&レイ「了解」


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