26: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/24(土) 17:49:28.19 ID:zV+SN6BF0
【第三新東京都市 郊外 廃工場】
シンジ「うっ……」
「気がついた?」
シンジ「(ここは? 真っ暗でなにも見えない)」
「いつまでも寝てるから心配になったわよ」
シンジ「どこですか? ここ。なんで真っ暗なんですか?」
「それは麻袋を被せているせい。あたりも陽が沈んでる時間帯だけど」
シンジ「誰ですか? 僕にどうして、こんなことするんですか?」
「苦しくない?」
シンジ「質問に答えてください」
「あまり暴れると縄が食いこんで痛むわよ」
シンジ「(ぐっ! なんなんだよ! いったい!)」
「もういいの?」
シンジ「えっ?」
「本当はエヴァに乗りたくなかったんでしょう?」
シンジ「……」
「私はその手助けをしているだけ。あなたが望むなら、このまま消えさせる」
シンジ「なに言ってるんですか……」
「大人達の都合を押しつけてしまったんですもの。今までよく頑張ったわね」
シンジ「いったい……」
「あなたが思っている以上に、計画は進んでしまっている。いいえ、エヴァに乗るように仕組まれた時点で、準備は終わっていたの。あとは、スケジュールに沿って進めていくだけ」
シンジ「……?」
「好きにしていいのよ。未来は、あなたが選択するの」
シンジ「わ、わけがわからないよ」
「そうね、ごめんなさい。戸惑いが先にあるわよね」
シンジ「縄を解いてくれませんか?」
「いずれ解いてあげる。ただ、今夜はこのままで。トイレがしたくなったら言いなさい」
シンジ「えぇ⁉︎」
「なにも恥ずかしがることはないのよ」
シンジ「そ、そんな! 嫌ですよ!」
「ふふっ。緊張はあまりしていないようで、安心したわ」
シンジ「……」
「灯台下暗し。先生は気がつくわね、それまで少し、お話をしましょう」
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