シンジ「その日、セカイが変わった」
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44: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/25(日) 14:24:43.91 ID:ydzk62+70
【ネルフ本部 レストラン】

ウェイター「お待たせいたしました。ハンバーグセットとアメリカンコーヒーでございます」コト

シンジ「い、いただきます」 カチャ

ゲンドウ「……」

シンジ「父さん、僕は、やっぱり、父さんと母さんに何があったのかわからないよ」

ゲンドウ「ああ」

シンジ「だけど、母さんの願いも、父さんの願いも、実現したらいいと思う」

ゲンドウ「お前に心配される覚えはない」

シンジ「そうじゃないんだ。僕は、父さんと母さんの息子だから」

ゲンドウ「形だけの親だ。お前が母親に抱いている感情と俺に対する感情になにも違いはない」

シンジ「父さんからしたら、バカみたいな話かもしれないけど、僕は父さんに褒められるためにエヴァに乗ってるんだ」

ゲンドウ「……」

シンジ「父さんはこう思ってるんでしょう? 乗れればいいって。僕にだってわかるよ。そうやって、父さんは切り捨ててきたんだね」

ゲンドウ「そうだ」

シンジ「父さんの手がなにかで汚れていても、命の尊さは変わらない。僕には、今が大事なんだ。だから――」

ゲンドウ「シンジ。会食は一度きりだ。冬月の顔を立てて話をしている」

シンジ「だけど! 父さんが言ったのは本心だったんでしょう⁉︎」

ゲンドウ「……」

シンジ「普段なら絶対に言わない話をしてくれたのを僕は聞いてたよ!」

ゲンドウ「はやく食え」

シンジ「なんでそうなんだよ」

「ご一緒してもよろしいですか?」

シンジ「えっ?」

ゲンドウ「……っ!」ガタッ

「お久しぶり」

シンジ「あ、えっと」

ゲンドウ「ば、バカな⁉︎ そんなはずは!」

「立ち上がってないで席に座ったらどう? 注目を浴びるわよ。碇司令」

ゲンドウ「な、なぜ……っ!」

「シンジ。ハンバーグセットを頼んだの? おいしそうね」

シンジ「あの……?」

ゲンドウ「ゆ、ユイ……君なのか……」

ユイ「シンジ、飲み物は? ジュースはいらないの?」

シンジ「――ユイ? ゆ、ユイって、え、えぇっ⁉︎」

ユイ「あなたの母さんよ」 カタ

ゲンドウ「ど、どうなっている。キミはたしかにサルベージに失敗して」

ユイ「バカね。私はいつもあなたのそばにいたのに。シンジをきちんと育てずになにをしていたの?」

ゲンドウ「お、俺は、キミに会うために」

ユイ「時がくれば会えたのよ。私達の息子が叶えてくれるはずだった」

シンジ「お、お母さん、なの?」

ユイ「そうよ。麻袋無しで会えたわね」 ニコ

シンジ「えぇ⁉︎ ってことは、あの時の人が⁉︎」


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