シンジ「その日、セカイが変わった」
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49: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/25(日) 15:55:49.28 ID:ydzk62+70
【ネルフ本部 執務室】

冬月「やれやれ、まだ悩んでいるのか」

ゲンドウ「そうではない。今さらどう向き合えと言うのだ」

冬月「構えることかね」

ゲンドウ「親としての接し方がわからん」

冬月「そうではないだろう。お前は、息子を愛しているのかさえわかっていない。ユイくんに向けている情のカケラでさえ持ち合わせているのか、自信がない」

ゲンドウ「……」

冬月「不器用なところばかり似よって。お前たちはまぎれもない親子だよ」

ゲンドウ「シンジに親として接するのがユイのためであるのは明白だ」

冬月「自分の為だ。履き違えるな。お前の望みを叶える道具として扱うから、道具を愛するのはどうしたらいいかわからんのだろうが。レイに対しては、ユイくんの面影を投影していたようだがな」

ゲンドウ「……」

冬月「ユイくんが生きているからといって、当然のように手に入ると自惚れるなよ? 見捨てられんように、せいぜい気をつけろ」

ゲンドウ「ああ」

冬月「ひとつだけ助言をしてやろう。……“家”とは帰る場所でもある。息子に帰る場所はあるのか?」

ゲンドウ「生活に不自由はないはずだ。規定にのっとって葛城一尉に世話を一任してある」

冬月「そうではない。規律や法律は弱者を守る為にあり、現代社会は物に溢れ、便利になった。必要な管理と設備を整えれば、不自由はないだろう。だが、それだけでいいのか? 心が貧しくなっているのではないか?」

ゲンドウ「人は、与えられた道具をどう使うか選ぶ、娯楽でさえも溢れている。選択肢は多いにこしたことはない……使う側の問題だ」

冬月「MAGIのような市政さえも行える極めて効率的なコンピューターという例もある。機械という電子製品に頼り良い結果が得られる、それは同意する」

ゲンドウ「……」

冬月「しかし、それだけでは満たされない。人の心は人でしか埋められないからな。人類補完計画もそこに起因する」

ゲンドウ「俺がやるのは性に合わん」

冬月「昔と今では価値観が違うがね。昔の人が不便だから、生活ができていなかったから、幸せでなかったかと言うと違う、食卓に笑顔があったからだ」

ゲンドウ「なにが言いたい」

冬月「答えを言っているだろう、わからなければ息子に学ぶんだな」


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