68: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/26(月) 14:50:50.72 ID:qmTw1PEeO
【ネルフ本部 コンテナ】
ミサト「シンジくーん? いる?」
シンジ「ミサトさん? どうぞ」
ミサト「では、失敬」 ガチャ
シンジ「どうしたんですか?」
ミサト「昨日の今日で話する機会がなかったから、どうしてるのかと思って。部屋は決まった?」
シンジ「いえ、まだ。条件を照らし合わせて煮詰めてる最中です」
ミサト「候補はあるの?」
シンジ「家賃との相談になるからまだ、なんとも言えないんですけど、その中でこれ」ペラ
ミサト「やっぱりワンルームね……内見はしたの?」
シンジ「内見?」
ミサト「実際に見て、確かめること。あなたはまだ一人暮らしをした経験がないからわからないでしょうけど、近隣の様子や、汚さとか立て付けとか、あと何畳という記載に至るまで見るまでわからない部分が多いのよ」
シンジ「なるほど……」
ミサト「それにここ、学校まで電車で通うの?」
シンジ「それなら自転車で」
ミサト「シンジくん、頭で考えるよりも実際に行うのは大変よ? 毎日の話だってほんっとーにわかってる?」
シンジ「はい、わかってるつもりですけど。やらなきゃわからないと思います」
ミサト「あなたが望むのなら、また一緒に暮らすのもできるのよ?」
シンジ「いえ、父さんの期待を裏切りますから」
ミサト「どこに期待があるっていうの⁉︎ こんなの、ただの横暴じゃない!」
シンジ「僕は一度、父さんから逃げました。今回も逃げ出したら、次はいつ向き合おうとしてくれるか」
ミサト「私は、あなたの為を思って!」
シンジ「ありがとうございます。でも、決めたんです。僕は、やらなくちゃいけない」
ミサト「辛いわよ?」
シンジ「僕も、そして、父さんも不器用だと思うんです。皮肉、ですよね。似ているからわかるんです。辛い選び方をしているのかもしれません。だけど、手探りでも前に進みます」
ミサト「バカ……」
シンジ「すみません」
ミサト「男はなんでも自分でやらなきゃ気が済まないのね」
シンジ「ミサトさん……?」
ミサト「わかったわ。なにも言わない。ただし、最後までやりとげるのよ。いい?」
シンジ「はい、わかりました」
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