シンジ「その日、セカイが変わった」
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91: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/28(水) 15:34:07.61 ID:ZadT34pk0
【翌日 ネルフ本部 ラボ】

ミサト「おじゃま〜……って、ちょっとリツコ」

リツコ「あぁ、ミサト」

ミサト「ひどいクマじゃない、それにここ、どうしたの?」

リツコ「年増の癇癪よ」

ミサト「と、年増……達同い年なんだからね? それにまだ三十路にもなってないのに、なに言ってんのよ」

リツコ「四捨五入すれば変わらないでしょ? 二十五を過ぎれば下り坂とも言うし、男は若い女の方がいいじゃない」

ミサト「気持ちの問題よ。見た目だって、まだまだ……」

リツコ「ホント、あっという間よね。ハタチを過ぎてからは」

ミサト「まぁ、それはそうだけど。めずらしいじゃなぁい、センチメンタルになるなんて」

リツコ「少し、感傷に浸りたいだけ」

ミサト「ふぅん……リツコがそうなるのって男絡み?」

リツコ「どうかしらね」

ミサト「どうせ私みたいにペラペラ喋るようなのと違ってあんたは喋らないですよーだ」

リツコ「そのセリフ、キャンパスで最初に会った時を思い出すわ」

ミサト「え? いつだったっけ?」

リツコ「学食であなたが私に話しかけてきたの、もう忘れたの?」

ミサト「言われてみれば、そうだったわね……」

リツコ「妙に馴れ馴れしく話しかけてきたから、最初は仲良くなれないと思ったりもしたけど」

ミサト「でへへー。その節はどーも」

リツコ「あの頃はまだ、色んな体験が楽しくて、私もスレてなかった。いつからかしら、楽しかったはずの遊びや研究に居場所を見つけられなくなったのは」

ミサト「誰だって、飽きるわよ」

リツコ「いいえ。むなしいの」

ミサト「そっか、リツコもか」

リツコ「新しい発見があると、価値観が一変し、私は、その為に生きていると、幸せを実感できた。でも、それだけでは、今は物足りない」

ミサト「虚構と現実のはざま、いつまでも選り好みはしていられないものね」

リツコ「それでも、人は希望に恋い焦がれる。叶わない望みを抱くのは、辛いのね」


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