シンジ「その日、セカイが変わった」
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94: ◆y7//w4A.QY[sage]
2017/06/28(水) 18:15:16.31 ID:ZadT34pk0
【ネルフ本部 加持 デスク】

アスカ「かぁ〜じさんっ!」ヒョイ

加持「アスカ、お前、学校はどうした、学校は」

アスカ「なんだか、加持さんに会いたくなっちゃってサボっちゃった!」ギュウ

加持「こら、おいっ、抱きつくな」

アスカ「また香水の匂い。今度は誰の?」

加持「大人の付き合いさ。少し、酒を飲んできただけだ」

アスカ「そうなんだ。なに見てたの? パソコン?」

加持「いや、これは」

アスカ「なに? なによこれぇ⁉︎ なんで私とシンジのDNA配列を調べてるの⁉︎」

加持「実験に関係するからだ」

アスカ「だって、これ、重なりあってるじゃない!」

加持「近い内に弐号機と初号機で互換性のチェックを予定しているらしくてな」

アスカ「互換性ぃ?」

加持「ぶっちゃけちまうと、相性が悪いかどうかだな」

アスカ「DNAで?」

加持「自分の精神は遺伝子の制約をあまり受けないと思っているだろうが、そうでもないのさ。食べ物の好み、顔の好み、そういったものはDNAによって操作されているという分析がある。親に似た人を好きになる原理だ」

アスカ「そうだとしても、それってあくまで一説なんじゃないの」

加持「情報収集として必要だと判断されたんだ。結果を聞きたいか?」

アスカ「バカシンジとの相性なんか聞きたくなんかない!」

加持「そうか? ここ見てみろ。なかなか良い数値で」

アスカ「どうして……? どうして加持さんは振り向いてくれないの? 私が子供だから?」

加持「ふぅ、本当に子供扱いしなくていいのか?」

アスカ「えっ」

加持「男を甘く見てるだろう」スッ

アスカ「え、あの、そのっ! か、加持さん?」

加持「どうした、ビビっちまったか?」

アスカ「意外といじわるなのね」

加持「そうか? アスカが俺に何を求めているのかわかってしまうからな。少し、からかってみただけさ」

アスカ「誰かにしがみついちゃだめなの?」

加持「だめとは言ってない。ただ、アスカが相手にしてるのは人間だ。思い通りにいくとも限らないものさ。大人の階段を駆け上がるのもいいが、本当に望んでいるのか?」

アスカ「探究心は必要よ」

加持「シンジくんと足して二で割ったらちょうどいいのかもな。アスカは焦りすぎている」

アスカ「そうやって、わかるようになりたいの。みんな誰だって、色んな一面を持ってるものだもの。シンジにガキだって言ってたけど子供なのは私も同じ」

加持「そうだな」

アスカ「抑えきれないの。感情の波を。あたし、どうしたらいいの?」

加持「自分で考えるんだ」

アスカ「いつもそうやって、あたしには優しくしてくれない。突き放すだけじゃない……見せかけだけの優しさなんてほしくないのに」

加持「これは結果をプリントアウトしたものだ。持って帰れ」ペラ

アスカ「いらないって――」

加持「黙って、受け取って帰るんだ」

アスカ「……っ!」

加持「授業にはまだ間に合うだろ? 昼からでもいいから、学校にはちゃんと行ってこい」ポン


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