かなふみ全然わからんがかなふみこんな感じだったらいいなと妄想したアイドル百合SS
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◆2DegdJBwqI
[saga]
2017/07/04(火) 03:36:54.77 ID:AEDT3ZpLo
意識が限界まで研ぎ澄まされて、私の意識は、彼女の音と、彼女以外の景色に分裂する。
喘ぎ声。
窓際の鉢植えには名も知らぬ観葉植物が植えられている。青々と葉を茂らせ、けば立つ幹に生命力をみなぎらせている。
カーテンの色は、下地のモスグリーンと全体の色を明るく整えるためのイエロー。一目見て、秋を間近に控えた植物の大きな葉を連想する。
壁は白っぽい肌色だ。部屋は長方形であり、ごくこじんまりとした空間である。
宿泊客は、ふかふかの一人掛けソファ二脚のどちらかに腰を下ろして、目の前の小テーブルの上でちょっとした寝酒を楽しんだり、大きな画面のテレビを観賞したり、窓から覗く夜景の明かりに思いを馳せたりするのだろう。
私の唾で濡らされた膣の微細な水音を、私は指先に感じる気がする。
部屋の床は乳白色のタイル張りで、小さく規則正しい形状のタイルの組み合わせにより、アラベスクを彷彿とさせる模様が描かれている。
彼女の声。口の端から微かに漏れ続ける声が、鼻歌の響きを帯び始めている。
私が勝手に、極度の集中において、不明瞭な音と音とを過度に結び付け、彼女の喘ぎや吐息を音楽に置換しているのか、彼女が無意識か意識的にか、何かの曲を実際に形作ろうとしているのか、定かではない。
私は、彼女の声を聞く。
音を聞く。
私の耳は、音階を辿る。
思い出す。
私の意識は、今いるこの部屋を抜け出す。
私は指で彼女を喜ばせながら、それを一心に自らのこととして感じながら、喜びながら、一方で、別の私は、彼女のソロライブをはじめて舞台袖で聞いたあのかけがえのないひとときのことを思い出している。
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