女「好きな人のためなら」 ※百合
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116: ◆COErr5OWSM[saga]
2017/07/18(火) 23:51:11.66 ID:z73y8B/Z0

(……?)


 何の気配もしない。確かに今までそこにいたはずの彼女の存在が感じられなかった。


「ミ、ミカちゃん?ねぇ、これ外してよ。普通に話し合いしようよ……」


 無反応。その後何度も話しかけてみたが、何も返ってこない。
これでは作戦が失敗してしまう。彼女にアクションを起こしてもらわなければ。
 
 そう思い立ち上がろうとした瞬間、バチンと何かで床を叩く音が部屋に響いた。


「きゃっ!……ミカちゃんっ、お願いだから、暴力は……」

(何かしなる音がしたような……もしかして、ムチ…?)


 部屋には自分の呼吸音しか聞こえなくなった。恐怖で呼吸が乱れる。
何も来ないことが逆に不安を煽っていく。行動しようとすると床にムチのようなものが叩きつけられるので、
いつ自分の方に飛んで来るか気が気でなかった。視界は封じられているので音に敏感に反応してしまう。

「はーっ……はーっ…」


 また心臓が握り潰されそうな感覚に陥る。先輩のことを思う時とは似て非なるものだった。
もうかなり限界は近い。先輩に合図を送ってしまいそうになった瞬間、顔に手を添えられた。


「ひっ、いやぁっ!やぁっ」

「ふふ……ナオちゃん…目隠し、外してあげるから…鏡見てごらん?」

「んぅ」

 頬をつかまれ無理やり鏡の方を向けさせられる。その顔は確かに恐怖で塗り潰されていた。
しかしそれと同時に、頬を赤く染めてもいた。瞳の奥は何かに飢えている。


「っふふ、んふふ、あははははっ」

「……ぁ、ぁ」



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