女「好きな人のためなら」 ※百合
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115: ◆COErr5OWSM[saga]
2017/07/18(火) 23:45:24.32 ID:z73y8B/Z0

「ただいまぁ」

「……おかえり」


 私の家に来る時はこのようなやりとりを強制されるようになった。
いつも通り彼女は何か怒ることがない限り、ニコニコした表情をしている。


「珍しいね?ナオちゃんから家に来て欲しいだなんて」


 彼女とリビングに入った時点で作戦開始だ。完璧に怒らせなければいけない。


「さぁて、今日はどんなことしようか

「あの、もう……そういうの嫌…」


 ミカをはっきりと拒絶する。最近反抗することがなかったからか、珍しく困惑の表情を浮かべている。


「……は?なに、いきなり」

「だから、もうミカちゃんとはこういうことしたくないって言ってるの」


 怯んだのはほんの一秒程度で、すぐに体勢を立て直す。


「あぁ、今日は、きつくやられたいんだ」

「ち、違うっ。本気で嫌なんだってば」


 彼女はもうスイッチが入っていた。身近にあるものを思い切り蹴飛ばし大きな音を出す。私の苦手な音だ。


「っ、……ミカちゃんに飽きちゃったから、終わらせたいの。次は、もっと優しい人と付き合いたい……

「……全っ然躾が足りないみたいだね」


 彼女がテキパキ準備をしているのを止めようと手を伸ばすが、また大きな音を出される。
どうしても体が震えて力が出なくなってしまう。怯んでいる隙を突かれて目隠しと手錠を手際よく付けられてしまった。


「あぅっ…く、何を…」


 彼女に軽く押されて尻餅をつく。その後何が飛んで来るのかと待ち構えていたが、何も来ない。



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