女「好きな人のためなら」 ※百合
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154: ◆COErr5OWSM[saga]
2017/08/16(水) 09:55:55.41 ID:HS6H3VMn0
「ひ、っ…ぁう…」

「ナオ、怒ってないから、大丈夫だから」

「うぅ……っ」

「どうして泣いてるのか、ゆっくりでいいから聞かせて、ね?」


ひとしきり泣いた後ようやく落ち着きを取り戻してくれた。
こちらの表情を伺いながら怯えた様子で泣いた理由を話し始める。


「じゃあ…嫉妬してたってことなの?」

「多分、そうだと思います」

「なんだぁー……良かった。仲悪くなっちゃったのかと思ったよ」

 
 壁に寄りかかって脱力する。オトハと遊んでいることをナオが気にするとは思っていなかった。
あたしがオトハに取られるのが怖かったという、可愛らしい嫉妬だ。


「嫌いな訳じゃないんだ?」

「……はい、さっきは、すみませんでした」

「よかったよかった…。あたしじゃなくて、オトハに謝ろう」

「そうですね、ちゃんと…」


テーブルで1人待っていた彼女の不安に満ちた顔が珍しくて、
つい笑ってしまいそうになるがなんとか堪える。
ナオは不機嫌だったこと、泣いたことの理由をしっかり相手の目を見ながら話した。




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