153: ◆COErr5OWSM[saga]
2017/08/16(水) 09:53:32.73 ID:HS6H3VMn0
「ぅ、ぁ……ぁ」
拳を握りしめて俯きながら震えている。オトハもあたしもナオを心配する。
本当は具合が悪かったのだろうかと肩に手を置いて確かめようとした瞬間、
体全体を大きく跳ねさせた後小さく縮こまってしまった。
「っ…ごめんなさいっ…ごめんなさい……」
「え、ちょっと…どうしたの、この子」
ナオの印象が高校時代で止まっているオトハは驚きを隠せていない。
事情を知っている自分はまだ冷静に事態を把握できているが、
それでも最近回復傾向にあった後輩の様子からするとこれは予想外の反応だった。
「えーっと…少し、お手洗いに行ってくる。待ってて」
「マジで大丈夫なの…?」
「…うん、任せて」
上手く説明できる自信は無いので、とにかくナオを泣き止ませることを優先する。
手を優しく引きながら個室に2人で入る。レストランのトイレは市販の芳香剤の香りで満たされていた。
この間のようにまたトイレで話し込むことになってしまった。
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