女「好きな人のためなら」 ※百合
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89: ◆COErr5OWSM[sage]
2017/07/13(木) 19:45:18.54 ID:86ZA2IUD0
それからの日々は最悪だった。彼女を怒らせるようなことをすれば、
躾と称して殴る蹴る、ビンタ、首を絞める、足を舐めさせるなどのことが待っていた。
普段のセックスでは、まるで獣のように犯してくる彼女の性欲に夜通し付き合わされる。
身体的疲労はどんどんたまっていった。
  
 それに加えて最近は、キスマークを私の身体中につけるようになる。チョーカーでは隠しきれない所につけるので言い訳に困る。
寝不足のせいで、バイト先で仕事を失敗することが多くなり、店長からクビを言い渡されてしまった。
友だちの誘いにも乗る気は失せ、そうすると当然距離はあいていく。講義は後方の席に座って一人で受けることが増えた


(何言ってるか全然わかんないや...)


 レジュメを配りパワーポイントに沿って進んで行くだけの授業は、貴重な睡眠時間となる。
騒々しくなってきたと同時に目を覚ます。


(あ、もうお昼休みか...)


 コンビニで買ってきておいた栄養ドリンクと菓子パン一個。最近はこれくらいしか食べる気力がなくなってしまった。
席を立ち人気のない所に向かおうとしたら肩を叩かれた。


「や…ナオちゃん」

「こんにちは、ナオさん」

 
 仲の良いキョウコとヒトミに声をかけられた。いつもなら元気に対応する所だが、今はそうもいかない。


「あぁ、二人とも、元気してる?」

(いつもどーり、いつもどーりに)

「もう見てられないわよ、今のあなた」

「そうだよナオちゃん、最近暗いよ……なにかあったでしょ?」

「んー?そんなことないよ。いつもこれくらいでしょ?」

「確実に私生活で何かあったでしょう。…その首、毎日のようにキスマーク付けてきているけど、関係しているの?


 言ったらカナさんが危なくなる。どうせ相談しても二人とも同性愛に引いて離れて行くに決まっている。
大切な友達に対してこんな風に思い込んでしまう程度まで、精神的疲労は溜まっていた。




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