ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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896:名無しNIPPER[saga]
2022/05/06(金) 22:32:33.20 ID:/GT1H3rN0


     「オイ!珍しく視察に来てみればこりゃあ一体何の騒ぎだ!?」タッタッタッ!


 一目見ただけでお高いと判る質感の背広、情熱的な赤ネクタイを紳士帽子を被った髭面の男が怒鳴り込んできた
地元の人間特有の日に焼けた健康的な肌と対照的な白い歯、これで気前の良さと親しみ易さでもあれば露店に居る
タコス売りのおじさんとでも称せるような顔立ちだが、生憎と彼はそんないい人間じゃあない


 [スクラップ]を牛耳るギャングスタ―、"首領<ドン>"・カバレロその人なのである



  水棲系モンスター(青)「カ、カバレロさん…!!」
  水棲系モンスター(緑)「助けてくだせぇ!コイツ等がウチの店のモンを全部かっぱらっていくんです!!」



  カバレロ「なぁにぃ〜!?ウチのシマでそんな狼藉を働くなんて一体何処のふてぇ野…郎…だ、あ?」


 ギャングは助けを求める部下を見た後、自分の組が経営している店で絶賛大暴れ中の略奪者の顔を見た、そして凍り付く
何故なら数日前に自慢の[カバレロファクトリー]で殴り合いをして結果悲惨な目に合わされた相手がそこに居たのだから



         メイレン「あら?」

         カバレロ「うげっ―――――あ、アンタはあの時の…」ダラダラダラダラ…



 水棲系モンスター(青)「カバレロさんっ!アイツですよ、あの女です!!!」
 水棲系モンスター(緑)「ガツンと言ってやってくだせぇ!」


     クーン「あっ、指輪を安く売ってくれたカバレロさんだ!久しぶり〜!」ピョンピョン

     メイレン「ええ、その節は100クレジットで売ってくれてありがとうっ」ニッコリ
     クーン「T-260にもシップのパスを用意してくれた優しいおじさんだよね〜」キャッキャッ!


        カバレロ「ひ、久しぶりだなセニョリータ…その、ウチの店で暴れてるってのはアンタか?」


 水棲系モンスター(青)「か、カバレロさん?」
 水棲系モンスター(緑)「どうしたんスか!?いつもみたいに怒鳴りつけてやってくださいよ!!」


        カバレロ「うっ、うるせぇ!!!コイツ等にはもう関わりたくねぇんだよぉ!!」タッタッタッ!


  タッタッタッタッタッタッタッタッ…!!!


 水棲系モンスター(緑)「カ、カバレロさん…」
 水棲系モンスター(青)「に、逃げた?」



 全力で十字路を北に行ったところにある工場へと駆けていくギャングスターの背を眺めて目をぱちくりさせる蜥蜴2匹
彼らは顔を見合わせる、泣く子も黙る極悪非道のドン・カバレロが斯様に尻尾を巻いて逃走するだろうか、否ッ!

 ギャングの末端の彼らはボスの非道さを知るからこそ――あと数日前の惨事を知らないが故に――"壮絶な勘違い"をした



   水棲系モンスター(青)「うおおおおおおおっ!!」ダダダダダッ!パシッ!

  アニー「えっ!?きゃああああっ!?」ドンッ


 水棲系モンスター(青)「てめぇらに売ってやった道具は返してもらうぜ!!こんだけウチの店を荒らされたんだッ」
 水棲系モンスター(緑)「取り返したければ[カバレロファクトリー]まで来いってんだ!!」


 カバレロファミリー傘下の店を潰された事への憤り、堪え切れなくなったフラストレーションを発散するが如く
蜥蜴達はアニーから自分達が売った[ディスペア]潜入用の道具を引っ手繰り工場の方へと逃げ出したァ!!!
 去り際に「ボスの事だ、逃げたと見せかけて工場で潰す策に違いない」とか「なるほど!流石カバレロさんだぜ!」等々
勘違いに拍車を駆けた妄言を叫んでいた

……このジャンク屋店員達、比較的に新参者で金払いの良い観光客相手に"シノギ"を稼ぐ仕事しか任されていない

 だからこそクーン等がカバレロ一家にカチコミを仕掛けた当日も店に居て、カバレロのトラウマ相手だと知らぬのだ…


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