ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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長らくお待たせしてすまない2レスだけですが投下です
[saga]
2022/07/11(月) 23:17:44.95 ID:l0HT8Otl0
殴打、剣閃、鍛え抜かれた肉体から放たれる技術は殲滅兵器の動きを封じていた
破壊の為に造られた戦闘機が応酬として繰り出す[チェーンヒート]、[ハイパーバズーカ]の砲撃に対して射線や間合いを
強制的に逸らす衝撃の数々、それが横殴りの暴風の如く[モービルマニューバ]を襲っていく
アニー「そこッ![デッドエンド]ォォォ!!」
―――ズドンッ!!
辮髪の男と蒼き術士の姿が直線上に並んだ所で姿勢を変えて弾道砲を撃ち込もうとした所で金髪の女が降下してくる
両手でしっかりと剣柄を握りしめて相手を確実に斃すという意志を込めた一撃…!
底板を男達に向ける様に…所謂、仰向け状態にしていた胴に刀身がめり込む、彼奴が鋼鉄の身でなくタンパク質の塊なら
間違いなく今の剣技は致命の一撃となっていたことだろう
天高く跳び上がった彼女の重力を掛け合わせた技が電柱柱と見間違う様な胴体、ど真ん中にぶち当たる
梃子の原理よろしく身がひん曲がった殲滅兵器の弾道の発射口も当然それに合わせて標準がズレる
狙いが外れた砲撃はフェイオン達の頭上を通り過ぎ工作機械の残骸を吹き飛ばした
フェイオン「今のはヒヤリとしたな…っ!」
アニー「当たらなかったんだから結果オーライでしょ」
スライム「(。-`ω-)ぶくぶくぶー!」
認識阻害の印術で直ぐに姿を隠されるフェイオン、ヘイトが自身に向き攻撃を躱し、時に[ディフレクト]で捌くアニー
離れた位置から敵の周りを駆けまわる様に走りながら風精を飛ばすスライム
見えている面々が攻撃を続けて、ステルス状態になった仲間が絶妙なタイミングで攻撃の邪魔やダメージを蓄積させる
……一見すればそう見える戦術を続け、その合間で空を自由に舞えるクーンに工場を支える支柱の数々に
小さな罅を入れてもらう、最後に特大の広範囲攻撃魔術で一気に全てが連鎖的に崩れていく様にすべく…!
ブルー(そろそろ頃合いだろうよ…っ!)
ブルー「総員!退避ィーーッ!」バッ!
「ギギギッ…!?」
弦楽器の男と紫髪の女がカバレロ一味を全員外に連れ出しただろう頃合い、クーンの破壊工作もいい塩梅となった今なら
そう判断した術士は合図を送る、何時ぞやの指輪泥棒騒動の時に[バカラ]で見せた光源を発生させる術[ライトボール]だ
信号弾の様に光球を高くに放つ…それを見て天使はアニーを掴み、[地響き]を回避させた時の様に出口目掛けて一直線に
[ユニコーン]形態をとっているスライムは一角獣特有の筋力と俊敏性を活かし、フェイオンを背に乗せて走り出す
フェイオン「掴まれェ!」バッ
ブルー「っ!!」ガシッ
戦闘音で万が一にでも撤退命令が聞こえなかった場合、そして鉄屑の物陰に隠れながら印を切り続けたブルーの位置を
スライムに知らせる、そういう意味も含めた信号弾を放った彼は辮髪の男を乗せた小柄な一角獣の背に乗る
本来の個体と比べて一回り小さな子馬の身には少々負担が大きいが此処は踏ん張って貰うしかない…!
スライム「Σ(;-`ω-) ぶ、ぶぶぶぶ、ぶくぶーーーーーっ!!」
成人男性二人分の重みを背にダメ押しの一声としてモンスター固有の技の一つ[突進]を使い加速するッ!
一直線上のラインを脇目も振らず文字通り猛突していく技だ、攻撃手段であるそれを移動手段として利用するのだ…ッ!
一角獣の毛並みが逆立ち、身に"闘気<オーラ>"を纏う!蹄が土煙を巻き上げながら鉄屑を蹴散らし一気に出口へと奔るッッ
既に陽は没した[スクラップ]の星光といやらしいネオンの輝きが見えてきた術士は殲滅兵器を眺める、当然逃がすまいと
呆れた執念で追ってこようとするのが目に映る…だが、もう手遅れだ
どれだけの速力を以てしても間に合うまい、何のために工場の中央部に引き寄せさせたと思っている…!
彼奴がもし壁際にでも居れば強引に壁を破壊してそのまま外に逃げるなりできただろうな、そう思いながら術士は術を放つ
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