ブルー「俺達は…」ルージュ「2人で1人、だよねっ!」『サガフロ IF】
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945:今回はここまで 次回は火曜日か水曜日予定[saga]
2022/10/09(日) 22:53:06.48 ID:Mza6y9UQ0

 死体喰いの百足が魅せたのは[マヒ凝視]だ、先端からぶら下がった人骨の一つ目が彼奴の主眼であるのあらば両肩から
浮き出る眼球は副眼と言えよう、単純に視覚範囲を広げる為だけに非ず…自身の生態系に詳しくない敵が死角を攻めようと
主眼では見えない懐に飛び込んだ者あるいは肩背部目掛けて強襲を仕掛けようと動き出した者に対してのカウンターだ
 初見で肩に[マヒ凝視]を発生させる魔眼が隠されていると知らずに接近した敵対者を絡めとり
身動きが取れなくなった所を逆に討ち取るというのが彼奴の手口なのである


  リュート「ぐぉっ」ガクンッ


 浮かび上がる瞳を直視した為、急速に力が抜け落ち手足が痺れ出す。
思う様に身体が動かなくなった所へ[ニドヘッグ]は身体を撓らせて器用に無数の脚をリュートの方へと向ける

 向けられると同時に百足の細く鋭い脚が胴から飛びぬけた…ッ!

 無数の[針]が機銃の弾丸の如く青年目掛けて放たれた、それを見た弟分が「アニキ!」と叫びながら
腕から発生させた電流を百足と青年の中間点目掛けて撃ちだす



   ドッグォォォォン…!!



  サンダー「アニキ!大丈夫かい!?」

  リュート「お、おう…たひゅかったぜ、しゃんらー」


 麻痺の影響で呂律が回らないながらも礼を述べるリュート、サンダーが習得していた[電撃]が上手いこと相手の[針]に
当たり小規模な爆発を起こして相殺したのであった。


   ニドヘッグ「お…おの…れ ぐぐぐ…クヒャ――――ッ!」ビリビリビリビリ…!!



   ブルー「っ!?こ、これは…」クラッ

   アニー「うるさっ!?」
  スライム「Σ(・ω・;) ぶくっ!?」


 耳を劈く様な音、大気さえも震わす振動が辺りに響き渡る、[ユニコーン]形態のスライムが思わず竦み脚を止め掛け
騎乗中のブルーも眩暈を覚える"音"による攻撃、ここがダクト内部という筒状の空間だからこそ
反響音が増すという点もあるのだろう前線から離れてるアニーでさえ耳を抑えたくなる"悪環境に恵まれた[スクリーム]"が
容赦なく[ヨークランド]組の二人を襲った…!


  リュート「ぐぅぅぅぁ―――――!!」ビリリリリッ!
  サンダー「うわあああああああぁぁぁっ!!」ビリリリッ!


 "音撃波<ソニックウェーブ>"が相手とあっては[ディフレクト]で防ぐことはできない、直撃を受けて尚もまだ立っていられる
タフさ売りのサンダーと流石に膝をついたリュートを見て死を喰らう百足は笑い出す



    ニドヘッグ「 よ わ い ナ ぁ 」ゲヘゲヘゲヘ!

    ニドヘッグ「みな…ごろ…し… うケェーッケッケッ…」



 百足から垂れ下がる頭蓋骨は下卑た笑みを浮かべ、腸の様に長くグロテスクな触手を喉奥から伸ばす
管の様なソレの先端には注射器の針に似た骨が付いており相手の生体エキスを奪い取るモンスターの技能、[生気吸引]に
使われるソレであることが分かった、まだ麻痺で動けぬリュートに狙いを定めてソレを伸ばし…!



  ブルー「汝、現世においてあらゆる束縛から解き放たれん!――[解放のルーン]よ!」フォンッ!フォンッ!



  リュート(おぉっ!身体の痺れが消えた―――動くぞ!恩に着るぜ!)スチャッ、ズジャッ!!!

  ニドヘッグ「ぐぎゃあああああああああ"ああ"あ""あぁ"ぁぁ…!!」ビチャァァ!


 自由を授ける文字の加護を得たリュートは即座に剣を振るい自分目掛けて飛んできた触手を切り飛ばす
赤黒い飛沫を上げて暴れ狂うソレ、切断された先端部位は骨針を何度も床に叩きつけながらビチビチと暴れ…次第に
強い日差しに照られた蚯蚓の様にゆっくりと動かなくなった




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