37: ◆JdP.BncS3o[saga]
2017/07/30(日) 21:46:48.59 ID:bbNoKN7Jo
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13合目 家の中ぐらいなら……
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その日の夜。私は眠れなかった。
露出、やりたいのかな……
でも、やっぱり怖い。こんなこともうやめよう。
……
だけど。
一人でできる安全な露出ならいいよね……
次できそうな課題は『鏡で自分の秘所を見る』か。
結構グロテスクだと聞くから見ないようにしてたけど、いい機会なので鏡の前に座り込んで足を開いてみた。
さらに指で中までよく見えるようにすると……覚悟していたおかげか、案外驚きはなかった。
ひなたのはどうなってるのかな。今度はちゃんと中まで見て触ってやろう。
だんだんと課題はどうでもよくなってきて、鏡そっちのけで撫でまわしていたせいか尿意が一気に高まってくる。
トイレ行ってこよう。
あ、そうか……
……家の中なら、裸で歩いてもいいよね……
警察沙汰にもならないし暴漢もいないんだから。
立ち上がりドアを開けた。
ドアの外をうかがってゆっくりと歩きだす。
冷たい空気が肌に触れてなんだかゾクゾクしてきた。ちょっと気持ちいい。
吾妻峡のときほどじゃないにしても、興奮と緊張が高まる。
だけど、決して心地の良い興奮じゃない。ただ息苦しい。
お父さんとお母さんはもう寝静まってるはずだけど、歩くたびに廊下がきしむ音で起こしたらどうしようって不安になってきた。
もし起きてきたら……見つかったら……どうしよう、すごくドキドキする。
……
幸い、誰に気づかれることもなくトイレに行き、用をすませると小走りで部屋に戻った。
部屋に入るとすぐにベッドに倒れこんだ。
思ったより……疲れた。
私なにやってるんだろう……本当にもうこんなことやめよう。
次の日の夜も、眠れなかった。
今日もトイレに行こう……用事はないけど。
廊下のきしむ音がする。
でも、この物音では起きてこないのがわかってるからか、昨日ほどのドキドキ感はない。
廊下を裸で歩くのは気持ちいい。それで充分なはずなのに、全然物足りない。
一度部屋に戻ってワンピースを着て、トートバッグを肩に引っ掛ける。
それからそっと玄関から外へ。できるだけ音をたてないようにカギをかける。
こんな深夜に一人で歩くなんて、やっぱり怖いなあ。
せめてひなたにつきあってもらって……でも、こんな夜遅くに電話するのはやっぱりためらわれる。
そうじゃない。
本当は、昨日の今日でまた露出したいなんて恥ずかしくて言い出しづらいんだ……
心底から私を心配してくれてるのに、つまらない理由でひなたの気持ちを台無しにしてしまってる。
私はなんて酷いことをしてるんだろう。わかってるのに、どうして……引き返せないの。
本当に怖くてしかたないのに。
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