38: ◆JdP.BncS3o[saga]
2017/07/30(日) 21:47:55.09 ID:bbNoKN7Jo
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14合目 飯能河原
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今日の目的地は飯能河原。
橋の下にしゃがみこんで隠れた。
こんな自然豊かなところで裸になれたら、きっと気持ちいいはず。
よ、よしっ、やろう……
早くすませたい気持ちが強いのか、案外あっさりとワンピースを脱いでしまった。
うわー、誰かに見られたら大変。
でももうここまで来て引き返せない。
はやく下着も脱いじゃおう。
どうしよう。意外とあっさり裸になっちゃったよ。少し怖いけど、案外平気だったりもする。
……
ひなたも言ってたけど、やることがないと間がもたないなあ。
うーん、やることかぁー。散歩とか?
脱いだ服を抱えて歩き出した。
うーん。なんかいまいち。
これじゃ自然に触れることもできず見られたらまずいだけの格好になってしまってる。
服は置いていこう。石を乗せて風で飛ばされないようにして……
バッグも手放したいけど万一のことを考えるとさすがにそれはできない。
でもこれで思い切り手足を伸ばせる。
これだ!自然の風が気持ちいい!
少しはここなちゃんみたいになれたかな。
気分よく歩いていたら、服を置いた場所から結構離れちゃった。
またも不安が忍び寄る。
なのにドキドキしてきて……すぐに服着れないと思うと……見つかりそうで……興奮してくる。
まあ、でも私はそういうことを楽しみたいわけじゃないんだから、これ以上は……
だけどもうすこしだけ……
階段をかけあがり、橋のたもとにたどりついた。
やばい、ここ車道から丸見え。
体に力入らなくて、少しでも目立たないようにと四つん這いになってその場を逃れようとする。
もし後ろから見られたら……絶対見られたくないなあ。あ、でも顔見られないだけいいかな……
うぐ、なんだか段違いの緊張感がいきなり押し寄せてきて吐きそう。
なんとか立ちあがって、ただただひたすら、割岩橋を駆け抜ける。
お願い、今だけ誰も来ないで!
はー、はー
なんとか渡り切った。
あとは下に降りて元の場所に戻ろう、と思ってたんだけど……
川に足をつける一歩手前になってようやく気付く。
こんな暗闇の中で水に入れるわけない。
足元が全然見えないもの。怖すぎる。
そうだ、懐中電灯がある……ってこんなのつけたら目立ちすぎる、これも無理。
うー、しょうがない。来た道を戻ろう。
……怖い。
裸で道路に出ていくなんて……しかも逃げも隠れもできない橋を渡るなんて……無理……
さっき、すぐに階段を下りていればよかったのに、なんでそうしなかったんだろう。
なんで私の体はこんなに危ないことをしたがるんだろう。
やっぱり川を渡るしか……でも、これ足滑らせたら終わりよね……川で全裸の女子高生が溺死体で発見される―なんて死んでもいやだなあ。死んでるけど。
「最後の手段!」
私はスマートフォンを取り出し電話をかけた。
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