39: ◆JdP.BncS3o[saga]
2017/07/30(日) 21:48:41.78 ID:bbNoKN7Jo
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15合目 エマージェンシーコール (ひなた視点)
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「ん?うーん……電話?……あおい!?」
ベッドから手を伸ばして、安眠妨害してくるスマートフォンをつかんだ。こんな時間に電話してくるなんて心当たりは一つしかない。
ひなた「ちょっとあおいー、こんな時間に何よ」
あおい「ひなたぁ助けてー!」
ひなた「どうしたの」
あおい「何も聞かずに服持って飯能河原まで来て」
ひなた「はぁ……すぐ行くから待ってなさい」
一人で露出プレイして、何かあったというのは容易に想像できる。
飯能河原ってことは風で服を飛ばされたとか……だったらまだいいけど、ヤンキーにからまれてとか……あー、まあ自業自得よね。私の助言も聞かないで勝手なことしてさ。
「お父さん!起きてる?」
「お、おお、なんだ」
「詳しいことは言えないけど友達が大変なの、すぐ車出して!」
「何と……よし、わかった」
ただごとじゃない雰囲気を察知したのか、お父さんはすぐに対応してくれた。
さあ、私も準備しなきゃ。
「ひなた、ここでいいのか?」
「うん、ありがとうお父さん。ここで待ってて!」
「おい待て、こんなところで一人じゃ危ないぞ」
お父さんが引き留めるのも聞かず、橋の上から懐中電灯で河原を照らしてみる。あおいの姿が目立つと困るから素早く手元を動かしながら。
あ、いたいた。一瞬だけどバッグを抱えてうずくまってるあおいの姿がはっきりと確認できた。
そのとき背後に人の気配が……
「あおいちゃんじゃないか……なんてひどい……」
「!? お父さんなんでここに」
「なんでってお前。こんな時間に娘を一人にさせておけるか」
お父さんに見つかるとは面倒なことになったなぁ。しかも何か勘違いしてるみたい……これなんて説明しよう。
とりあえずあおいに服を着せて家に連れて帰って二人きりにさせてもらうことにした。
「あおい。私言ったよね。絶対に一人でしちゃだめだって」
「ごめん……私どうしても自分の部屋だけじゃ我慢できなくなってきて、でもひなたに言えなくて。あんなに心配してくれたのに……」
すっかりしょげちゃったあおい。可愛いなあ。
頭でもなでてやりますか。
「ねえあおい……私怒ってるわけじゃないからね。あおいが無事ならそれでいい」
「ひなたぁ……ごめんね、ありがとう……ありがとう……」
「私こそごめんね、あおい。本当はこうなるのも予想できてて、対策も考えてた。でもまさかその日のうちとは思わなかったのよ。とにかくこれは誘った私の責任。明日からは一人でしなくていいようにしっかり調教してあげる」
「調教……えええっ!?」
それにしても、よくあんな無茶するなー……勢いって怖い。
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