53: ◆JdP.BncS3o[saga]
2017/08/04(金) 05:38:23.92 ID:3EYfa703o
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24合目 多峯主山
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「ここが私のとっておきの場所なんです。開放感はありませんけど、人が来なくて好きなことできます」
「そりゃ確かにこんな奥地まで来る人はそういないだろうね」
「あの岩場なんて初心者には降りられそうにないよね」
「たまにいますよ。でもここまで来るのは同じ目的の人だから気にしなくてもいいですよー」
「男の人とかあわない?」
「もちろんいますよ。こっそり裸踊りしてるところなんて見られたらかなり恥ずかしいです」
「裸踊り……?いやいや、見られるだけならまだしも乱暴でもされたらどうすんの」
「そういうときは、ゴム渡してせめて優しくしてくださいって言ったらちゃんと楽しませてもらえますよ」
「やられてんじゃん」
「ここなちゃんっ!?」
「なんて冗談ですよ。まだここで人に会ったことはないですね〜」
ここなちゃんの冗談エグすぎ!
「で、ここなちゃんは何をしてるの……」
何事もないように会話してるけど、いつのまにか全裸になって自分のあそこを触りだしたここなちゃんにひなたがあきれたような声をあげる。
露出しにきたんだから別におかしくはないんだけど、なんだか面食らってしまう。
「あ、ごめんなさい。今の話で変な気分になっちゃいました」
「自分でした話で!?」
「あっ見たくないなら言ってください、すぐやめますから」
「いや、続けて」
ひなたは興味津々といった感じで、一方私はといえばもちろん興味はかなりあるのでここなちゃんのオナニーを観察している。
やがて私たちはどちらからともなく唇を重ねて裸で抱き合った。
一応は恥じらってこそこそとオナニーしていたここなちゃんだったけど、私たちがエッチしているのが気になるようで、自然とこちらを向いて堂々とオナニーを続けている。私もここなちゃんによく見えるように足を開いてお互いを見ながら気分を高めあっていった。
……
「気持ち……よかった」
裸のまま、3人並んで空を眺めている。
「あ、あの雲富士山みたい」
「えーどこが?」
「本当ですね、富士山に見えてきました」
「言われてみれば確かに」
「あおいー、なんで私とここなちゃんで対応が違うのよ」
「さーなんのことやら〜」
富士山挑戦まであと1週間。
私たちは立ち上がって、富士山の形をしてるらしい雲に登頂成功を祈った。
〜 つづく 〜
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